フェリーで出かけた北海道旅行の荷物の中に、捕虫網を忍ばせておきました。

トンボ採りをするエリポン

オニヤンマ

トンボ採りとその成果

エリポン記念写真

トンボが気になるエリポン

森に行ってみたい、と云っていたのはヨウカラです。今の自宅の周りは整備されすぎていて、草むらや森がありません。トウサンがこどもの頃、アパートの裏にタンカス山があって、うっそうと茂る草むらを駆け回って、コオロギやキリギリスやバッタを捕まえました。クモの巣をかき分けながら、虫かごにいろいろと集めました。苫小牧のお友達の家に泊まりに行って、森にクワガタを捕りに行ったのは3年生の時だったと思います。クヌギの木を蹴っ飛ばすと、ノコギリクワガタやミヤマクワガタがポトリと落ちてきました。友人宅の大きな段ボール箱の中には、大小様々なクワガタがウヨウヨと居たのです。北海道旅行の間に、山に分け入って虫採りをする機会があるかもしれない、と、いくらか期待して、虫採りの道具を一式、荷物に加えたのです。

富沢の森に出かけたときに、虫採り網に活躍の時が来ました。我が家の虫採りチャンピオンのエリポン。姉たちや弟が、従妹達と遊ぶのを尻目に、虫を追いかけ始めました。この時期の北海道はトンボが群れを為しています。エリポンはアキアカネやクルマトンボを追いかけ始めました。トンボは枝の先にとまりますので、網を上から被せてもなかなか捕まえられません。枝に沿ってすくい上げるようにしなくてはなりませんが、エリポンはそのことが分かっていません。それでも何匹かトンボをかごに入れることが出来ました。

森の中にはタテハチョウやヒカゲチョウが沢山いますが、薄暗くいつもと違う雰囲気に、エリポンは恐れをなし、おまけにスズメバチの姿も見えたので、早々に退却。これはと思う木の幹を蹴っ飛ばしてみましたが、なにも落ちてきませんでした。

森の脇の小川で、大きなトンボを見つけました。エリポンから網を奪い取り、トウサン夢中、熱中。そしてようやく捕まえたオニヤンマ。こどもの頃は決して手の届かない所を悠々と飛んでいたはずです。エリポンびっくり。トウサンも感激。さっそくみんなの所に持って帰って見せますと、カアサンも興奮。大きいねぇ。

実は、このオニヤンマは、羽根に少々傷があり、上手く飛べなかったので捕まえることが出来たのです。逃がしてあげることにしました。そのあと、エリポンは大きなバッタを自分で捕まえ、得意顔。すごい思い出を写真に撮ってあげようとしましたら、横の木の枝にとまっているトンボが気になる。そういう思い出の一コマになりました。


aboutus/diary/080004/082704