こども達が、新しいことにチャレンジする。ちょっと手伝う。

ナミンチとタンタン

リンゴの皮を剥くナミンチ

エリポン工作中

工作中のエリポン

台風のニュースを見ていたら、青森あたりでリンゴの木が揺すられて、折角のリンゴが随分落果した。兵庫県の北部でも、梨が大きな被害を受けた。テレビを見ながら、心配になる。こども達はリンゴが大好きなのだ。

ナミンチが、リンゴの皮むきに挑戦した。そういえば、トウサンは小学生の頃から自分でリンゴの皮を剥いていた。北海道育ちのトウサンの実家では、季節になるとリンゴを箱で買っていた。勝手に箱から出して食べるには、まず皮剥きをマスターしなくてはならなかった。誰に習うこともなく、習得したように思う。見よう見まね。左手の薬指に、ヘマをやって斬りつけた傷跡が残っているけれども。

果物用の小さめのナイフが無い。大きな包丁を手に、おっかなびっくりで皮を剥こうとするナミンチ。見ちゃ居られない。少々手伝う。手を出すついでに、口も出す。「トウサンはね、ナミンチくらいの年には、、、」

実は、こども達はトウサンの昔話が好きなのだ。いろいろと失敗したり、成功したり、褒められたり、しかられたりしながら、今のトウサンになったってことを、こども達は少し理解している。ちょっとだけ、やって見せて、それから、ナミンチの包丁さばきに手を添えて、、、

「なるべく皮はうすく剥いた方が良いんでしょ?」

「そりゃそうだけど、手を切るくらいなら、そんなことは気にしない方が良いね。」と、薬指の傷痕を見せる。

2センチずつくらい、ボトリ、ボトリと、5ミリくらいの厚さのリンゴの皮が実から落ちてゆく。まぁ、そのうち慣れるだろう。とにかく、怪我だけしないで欲しい。お風呂に入れるのも大変だし、病院に連れて行くのも面倒だし、運動会の練習にも差し支えるだろうし。

二つ目に取りかかる頃には、かなりコツをつかんだと見える。もう少し手が大きくなれば、もっと楽に出来るようになるだろう。

隣で、タンタンが狙っている。ボトリと落ちた皮を片っ端から口に放り込んでいる。まぁいいか。

傍らでは、エリポンが工作に挑戦中。人形の机を作ってあげると、段ボールを切り刻んでいた。机の脚を取り付けるためののりしろの設計が難しい。ちょっと手伝ってあげたら、上機嫌。見よう見まねで、椅子の方は自分で作り上げた。なかなかの出来でした。


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