日曜日と云うのに、中間試験開けのナミンチは午前中に部活で出かけていった。

子供たち

自転車で夙川沿いを走る

捕まえたカニ

コアジサシ

カレイ

今日見つけたもの

お昼ご飯にみんなでたこ焼きを焼いている間に、帰ってきたナミンチ。昨日の雨の所為でグラウンドコンディション不良、今日は草むしりのみで終わったとのこと。疲れた、と一言。昨晩の腹筋が効いて筋肉痛になっている。

妹弟たちは浜に遊びに行きたがっているが、ナミンチは「止めとく」という。テスト勉強などで、いろいろとやりたいことがたまっているのだろうと思う。放っておくことにして、残り三人をつれて香櫨園浜へ向かった。日曜の午後のこと。

浜に着くとおあつらえ向きの引き潮である。上空を見上げると、ユリカモメが群れになってぐるぐると回っている。おそらく、北の国へ帰る準備をしているのだろう。カモメの影が浜に映ってぐるぐる回る。

子供たちは早速、干潟を歩いて波打ち際まで出て、途中、石をひっくり返しながらカニを探している。トウサンは水鳥が気になる。ユリカモメの中には頭の黒い夏毛に生え変わったやつも混ざっている。それより、コアジサシが数羽、磯の近くを飛び回っている。時々、狙いをつけてダイビングする。ツバメのようなしっぽもおしゃれだ。飛んでいる姿も美しい。夢中になってカメラを構えたが、こいつを撮るのはなかなか難しい。時々、白サギがぱたぱたと羽ばたいていく。良い眺め。

まだカニは余り居ない。子供たちは大きな石をひっくり返そうとするが、これにはトウサンの助けが必要だ。呼び声が聞こえる。コアジサシに未練はあるが、しばし子供たちとカニ探しに転向した。そのうち、子供たちはサンダルで河口に踏み込んで、気持ちよさそうにしている。沖ではウインドサーファーが往ったり来たり。ヨットの練習をしている人もいる。良い眺め。もう少し、浜がきれいだと良いけれど。先日の雨で夙川の川底を覆っていたコケが全部河口に流れてきたらしい。タンタンはカニを捕まえて、エリポンはヤドカリを見つけた。

そろそろ帰ろうかと思っていたら、ヨウカラが河口付近で友だちと魚捕りを始めた。ちょうど引き潮で河口付近は結構な流れがある。その子のお父さんが網で河口の砂ごと魚をすくい上げて、子供たちが砂の中から魚を探す。ハゼや何かの稚魚、カニなどに混ざって、なんと赤ん坊の手のひらほどのカレイが面白いように捕まる。これにはびっくり。見覚えの無い年下の女の子だったが、後で聞くと、全然知らない子とのこと。こういった場面で、ヨウカラは無類の社交性を発揮する。

引き潮の浜辺でいろいろと見つけたり眺めたりして、興味深いひとときを過ごした。


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