子どもを育てるのも大変だけれど、ペットの世話をするのも相当大変なことだと思う。

タンタンとインコたち

タンタンお絵描き中

セキセイインコ(イエローフェイス・グレーウイング)

左:アリス、右:ハクト

子供たちは、色々と飼いたがる。それは分かっているけれど、わが家は狭い。姉弟たちだけでもひしめき合っているし、カアサン大忙しだし。ただでさえなかなか自分の順番が回ってこないし。何より借家住まいで、生き物は飼えない、と宣言しているし。

お互いに分かっていたはずなんだけれど、ハムスターを飼い出して、いつの間にか、クワガタが居着いて、金魚を貰って、そのうちにセキセイインコまで。(今はハムスターは居ませんけれども)

クワガタは幼虫をつがいで戴いたのです。眺めていたら成虫になって、そのうちに卵を産ませて、そこからあんなにお金がかかるとは思わなかった。大人しいし、手間は余りかかりませんけれど。今居るのは三代目。オス一匹(ばさろー)、メス二匹(しんたろ、ドロ)。

縁日で掬ってきた金魚をともだちがくれるというので、水槽を義姉からもらって来て飼い始めた金魚が今やずいぶん大きくなりました。週に一度、水を換えるのが手間だけれど、ゆっくり育つし、あんまりお金はかかりません。「いつの間にかこんなに大きくなって」的な時の流れを感じさせてくれるペットです。何匹か出入りがあって今は三匹居ます。名前はよく分からなくなってしまいました。

そして、セキセイインコを飼い始めたのは、トウサン、カアサンともに、子どもの頃に飼った経験があって、借家の契約書に「小鳥は飼っても良い」と書いてあるのに気がついたから。世話はカアサンを中心に、子供たちが手分けしてやっています。食事中とお出かけ中を除いて、ほぼ一日家の中で放し飼いになっています。

放し飼いといっても、勝手気ままにという訳には行かず、子供たちとインコたちは互いに干渉し合いながら生活しています。インコ自身が賑やかな雰囲気が好きなのかどうか分かりませんが、放って置くと居間と子ども部屋を往ったり来たりして、子供たちの肩の上や、机の電気スタンドの上に止まっています。呼べば来るという訳ではないのですが、人間たちが敵ではないということを知っていて、また、その近くにはしばしば美味しいものがこぼれているということも心得ている。人間メンバーとインコたちは微妙な距離感で共生しています。タンタンが食卓で絵を描いていると、インコたちがやって来て(食卓に2羽居るのに注目)、多分、パンくずか何かをついばんでいるのだと思いますが、この距離感と雰囲気です。タンタンが鳥たちに手を伸ばすと、二羽とも一斉に逃げてしまいます。

先日遊びに来たお友達もインコを2羽飼っているのですが、わが家メンバーとインコたちの関わりかたに驚いていました。「手乗りインコはこうでなくっちゃねぇ」と云われて、そうか、そういえば、家のインコたちは馴れ馴れしいな、と改めて思った次第。いつも誰かが相手しているからかも知れません。とくによく相手をしているのは、カアサンとエリポンです。


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