引っ越し後初めて迎える週末に、とうとう念願のハゼ釣りをすることになりました。

ハゼ

日曜日のおかず

夙川河口付近

順番の人と待っている人

去年の丁度今頃、やはりハゼを釣っています。このときは、職場の余暇活用行事で武庫川に出かけました。数匹釣りあげて、唐揚げにしたらとても美味しかったのです。恒例のハゼ釣り大会が今年は都合で中止とのこと。

以前住んでいたアパートから、新築現場までこの数ヶ月間、時々夙川沿いを歩いて通っていたのですが、途中ハゼ釣りをしている人を目にしました。バケツをのぞき込むと、結構釣れています。川縁から川底を眺めると、いるいる。目立つのは河口から遡上してくるボラの群れですが、目が慣れてくると川底にハゼがうようよとじっとしています。「引っ越ししたらハゼ釣りしよう」が、いつしか合い言葉になりました。

釣り場は新居から歩いて一分以内です。おっと、その前に竿と仕掛けとえさを用意しなくてはなりません。職場からの帰り道に釣り道具屋に立ち寄って、竿を二本と仕掛けとゴカイ。で、土曜日の午後、いよいよハゼ釣りに挑んだわけです。

仕掛けは簡単な玉浮き仕掛けです。釣り始めてしばらくは全く手応えがありませんでしたが、そのうちにぼつぼつと釣れ始めました。ちょっとハゼにしては小さめの、色の黒い魚です。近くで釣っていたおじさんにヨウカラが教えて貰ったところによると、ドンコという魚で、見た目は良くありませんが美味しいのだそうです。

釣れ始めると楽しくて、竿の奪い合い。代わりばんこが我が家の流儀。土曜日は一応人数分のドンコを釣って、唐揚げにしていただきました。

これに味をしめた子どもたち、というか、トウサンは日曜日の午前中も釣りを楽しむことにして、朝から近所の釣り道具屋にエサを買いに行きました。

しばらくすると、通りがかりのおじさんが子どもたちにハゼ釣りの指導を始めました。お話によると、この時期のハゼは大きいけれどもエサの食いが悪く釣るのは難しいとのこと。なるほど。二本の竿で代わりばんこなのですが、順番待ちは退屈です。そのうちにちらほらとハゼが釣れ始めて、子どもたちは熱中。お友達が通りかかって、うらやましそうに眺めていて、子どもたちはますます大張り切り。張り切るんだけれども、竿は二本。変わってよ。あなたばっかり。云々。あぁ、もう一本合った方が良いなぁと思いつつ。結局昼過ぎまで粘って、トウサン一匹、ヨウカラ二匹、タンタン一匹釣って大喜び。エリポンは途中で家に帰ってしまいました。そろそろ帰ろうかという頃に、ようやくナミンチも一匹釣り上げて、めでたしめでたし。ごらんの通りのハゼが5匹とドンコが二匹。もう一匹釣れたら全員分なんだけどもねぇ、と思いつつ、釣りはあきらめが肝心。

あとでカアサンに話を聞いたところ、トウサンがずっと竿を使っていて、なかなか順番が回ってこなかったと、子どもたちの苦情があったらしい。やっぱり竿は三本必要だな。


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