伊丹市昆陽池公園を楽しんだ後半ぶぶん。足取りも軽く、昆虫館から池の周りを半周歩いて昆陽池公園に向かいました。

ハシビロガモ、キンクロハジロ、オナガガモ

大混雑の昆陽池

ユリカモメのアップ

近づきすぎのユリカモメ

エサ場の混雑

係員がエサを投げた瞬間

オナガガモの逆立ち

逆立ちするオナガガモ

キンクロハジロ(奥)とヒドリガモ(手前)

キンクロハジロとヒドリガモ

とにかく、昆虫館の反対側まで歩くのです。すると沢山の水鳥がいます。います。何種類かのカモ、白鳥にユリカモメ、それからカワウはちょいと離れたところ、池の中の小島にいます。

まず目立つのはオナガガモです。公園の遊歩道を歩いていくと、途中のベンチに腰掛けて鳥にパンくずを投げている人が居て、ベンチの周りにハトに混ざってオナガガモが、ハトに負けじとエサに食いつくのです。カモの中で唯一陸に上がるのがオナガガモです。

しかし、こいつらの図々しさというか、性格は少々目に余ります。我が家の近所、パンを投げるとよってくるのですが、カモ同士でエサを奪い合って喧嘩をしています。また、川底のエサに向かって逆立ち、つまり、頭を水中に突っ込んで、しっぽを高く天に向けるのがこいつらの特徴です。見かけは焦げ茶と白と黒でなかなかシック(オスは)で格好がよいのです。

カモの中でもう一種類目立っているのは、キンクロハジロです。こいつらは白黒のツートンカラーで、目の周りが黄色く縁取られています。カモの中では小型で、何となく丸っこい形は、風呂場でおなじみのラバーダッキーのようなシェイプです。かなり控え目の性格と見えて、主なるエサ場から離れたところで群れになって泳いでいます。夙川では見かけませんが、武庫川には居ます。ここ、昆陽池にはウヨウヨと居ます。

頭全体が深緑色で胸の部分が茶色、首に白い帯のある大型のマガモ。羽根の縁辺りに鮮やかな青い模様が入っています。頭は同じく深緑で羽根が明るい茶色で首の周りの白い部分が広い中型のハシビロガモ。

おでこが黄色い中型のカモがヒドリガモ。それから、目の周りが鮮やかなエメラルドグリーンの小型のカモがコガモですが、昆陽池ではほとんど見かけませんでした。

カモ以外に、ユリカモメがここにも居ます。こいつらはめざとくエサを投げる人を見つけて、空中でエサをキャッチしようとしますので、エサをやるには楽しい相手です。

公園の中程に、野鳥を観察が出来るように手すりのある観察台のような場所があり、ここから池に向かってもってきたパンを投げてやりますと、そこら辺の鳥たちが集まってきます。しかし、圧巻はエサ場から係員がエサをまく瞬間で、鳥たちもそれを心得ているらしく係員の周りは押すな押すなの大騒ぎ。もちろん、人ではなく鳥たちが集まるのです。いや凄い。これは一見の価値があります。

昆陽池には、池の水質を維持するためにエサを勝手に撒かないようにという掲示が出ていますが、係員の撒きっぷりを見ると、一般市民が持ち込むエサは全くの許容範囲と感じます。事実、係員が周囲の人々に対して、エサ撒きを注意している様子はありませんでした。黙認されています。

白鳥たちは市民が投げるエサをカモたちと奪い合う積もりはさらさら無く、係員のエサ撒きを待っていたようです。図体の大きさを活かして、とにかくエサ場の特等席を確保し、ゆっくりと食べます。ユリカモメはその敏捷性を活かして、おじさんの背後からエサをいけに投げ込んだ瞬間を空中からねらいます。カモたちは、白鳥の周りを泳ぎ回ってこぼれてきた分をねらうという感じ。係員も、それぞれに行き渡るように、うまくエサを投げていたようです。

さて、我が家の子どもたちも、持参したパンをちぎって投げていたのですが、いくらあっても足りません。実は昆陽池にはカモや白鳥以外にも他にもいろいろな生き物が居て、カラスにハト、スズメ、そしてヌートリア(Wikipedia)。南米原産の大型ネズミですが、生態系破壊の原因と見なされて、公園管理者からは歓迎されていないようですが、子どもたちにはそのようなことは余り関係なし。次女はちょっと気にしていたみたいですが。

満喫して、昆陽池をあとにしました。駐車場脇に、ちょっとしたおみやげ物を売る店があります。体調不良で家に残ったナミンチのおみやげに、シールを買って帰りました。


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