週末、トウサンがコロを散歩に連れて行こうとすると、タンタンが一緒に行くと云い出しました。

御前浜

御前浜に座るコロとタンタン

タンタンとコロ

サークルでじゃれ合う

コロの散歩は、普段忙しいトウサンがのんびりするチャンスです。子どもたちにも、トウサンと時間を過ごすチャンスというわけです。タンタンはそのタイミングを見逃しませんでした。走ってついてきて、夙川沿いの堤防を河口に向かってコロの寄り道に付き合いながら、やがて浜に出ました。

コロの体重は10キロを越えています。散歩中に出会う柴犬の中では大きな方だと思います。一方、タンタンはクラスでは小柄な方ですが、体重はコロの二倍ほどあります。しかしながら、コロは重心が低い上に4本足ですので、タンタンがリードを持つと、引きずられてしまいます。タンタンが一人でコロの散歩にいくのを嫌がるのはそういう理由なのでしょう。

トウサンと一緒なら、まぁ安心です。トウサンはカメラを持っていますので、とりあえずタンタンにコロを任せて、夙川沿いの景色を眺めるのです。カモやユリカモメが川面のさざ波に身を任せています。引き潮の浜に着くと、沢山の水鳥が羽を休めています。浅瀬にカモメやカワウがズラリと並んでいます。野鳥に興味があるタンタンは、コロを座らせてしばし渡り鳥たちの生態を眺めるのです。そんな景色が一コマ目。

実は、タンタンが散歩についてきたのにはもう一つ目的があります。それは、浜からの帰り道にある酒屋の軒先のツバメの巣を見ることです。今日はトウサンがカメラを持っているので、写真に撮って、それをパソコンの自分のコレクションに加えたいのです。もちろん、晩秋の今ごろ巣は空っぽに決まっていますが、タンタンはツバメたちが苦労して作り上げる泥と藁の巣の構造に興味があるようです。少し遠回りになりますが、ヨットハーバーの近くまで行ってツバメの巣を観察。無事にカメラに収めました。

撮ってきた写真をパソコンに登録して、整理していたら懐かしい写真が出てきました。去年の冬、タンタンはまだ幼稚園児で、コロはそろそろ散歩に連れ出そうか、という頃。その後、あっという間に収まり切らなくなって畳んでしまったサークル(柵)の中に入り込んだタンタンと、びっくりしているコロ。この1年ほどでコロが大きくなったのは分かっていたけれど、タンタンも随分たくましくなったなと。背も伸びたし、顔つきも変わってきたし、雰囲気も含めて成長を感じる二コマの写真です。


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