三週間ほど前の情景です。

夙川沿いの花壇

花の蜜を吸う蛾

スカシバの仲間?

桜の枝に付いたオビカレハの卵

オビカレハの卵

この頃、ちょっとエンドレスの仕事で、なかなかはかどりません。いや、エンドレスというのはたとえ話で、終わりはあるはずです。今までだって,似たような調子で、いろいろな仕事に取り組んできました。職場が移って、いろいろと準備が要るのです。多分、二年間くらい過ぎれば落ち着くはずです。

子どもたちの相手を出来るのも終末くらいです。普通のおとうさんより、ちょっとダメな状況かも知れません。終末は例によってコロの散歩です。そろそろコロの様子もいろいろとレポートしたいのですが、今日はそれではありません。我が家のすぐ近く。夙川沿いに穴場があります。エリは嬉しそうに散歩に付いてくるのですが、家を出て3分ほどのところにある、花壇に寄り道です。紫色のハーブのような花が咲いています。この辺りの人が、川沿いに作った花壇に植えられているのです。よく見る花で、我が家の玄関先の植え込みにも同じ花が咲いていましたが、名前は知りません。エリはコロの散歩そっちのけで、しゃがみ込んで花を見つめています。

お目当てはミツバチです。エリは図書館から何冊もミツバチの本を借りてきて読んでいます。興味津々なのです。近所に幾つか、ニホンミツバチの巣があることも知っています。花によってくるミツバチを空きもせずに眺めています。この辺にあるミツバチの巣は『ニホンミツバチ」のものです。ところが、この日、花に集まっていた蜂の半分は,「セイヨウミツバチ」でした。セイヨウミツバチは天敵のスズメバチのため、余り野生で巣を作らないようです。もしかすると、近くに養蜂業者が巣箱をおいているのかも知れません。

ふと気がつくと、同じ花壇にもっと大きな蜂のような虫がぶんぶんと飛んでいます。あら、と思ってよく見ると、蛾です。花の回りを飛び回りながら、細長いクチを花の奥に突っ込んで蜜を吸っているようです。スカシバのなかまのようです。図鑑を見ましたが,ホントの名前は分かりません。

桜の枝にはオビカレハの卵が産み付けられていました。散歩に行くつもりで勇んで出てきたコロが、ちょっと困惑したようにエリの観察におつきあいしています。結局、ずいぶん長いこと花壇の花に集まる虫たちを観察して、ちょっと川沿いを歩いて、この日の散歩は終わってしまいました。

忙しいと言っている間に、キンモクセイも散ってしまいました。桜の葉がずいぶん色づいて、我が家の狭い裏庭のハナミズキが紅の葉を付けています。ハナミズキがこれほど美しく紅葉するとは知りませんでした。そういえば,ちょっと前に彼岸花も咲いていましたっけ。


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