我が家のフロントランナー、ナミが中学を終えました。次は高校です。

長女

最後の通学路

コブシの花と青空

コブシが満開

体調のことなど、色々ありましたので、親としては、そしておそらくナミ本人も、色々と感じることはあるのです。無理をするな,と言い続けた中学生活でした。あぁ、終わるのだと思うと,少しホッとするような気分です。何だか自分でも良くわかりません。

カアサンは少し早起きして、朝の仕度を済ませて、和服を着付けました。私はとりあえずカアサンに変わってコロの散歩を済ませて、自分の準備の前にナミに声を掛けました。ちょっと足りないといいながらソックス糊をべたべたと塗っていました。これは私が中学生の頃にもあって、中学生達は皆お世話になっていました。他に自分の中学卒業式のことなどほとんど思い出せませんが、ナミの様子を見ていて、靴下糊のことだけ思い出しました。ちょっと声を掛けようとしたら、何だか前髪が伸びて目が隠れそうなのが気になりました。本当はもっと早くに気がつけば良かったのですが、なにぶん明日は高校受験でナミも自分の髪型に構っている余裕はなかったのでしょう。こっちも色々忙しい。

「ちょっと前髪が長い。目が隠れそうだ」、というと、おとうさん切って、といいだしたので、大慌てでナミの前髪を切ることになりました。昔ならハサミを水平に構えて、眉毛のちょいと上でバッサリと切っていましたが、15歳の娘にその様なことをするわけにはいきません。ナミがくずかごを自分の顔の前に持ち、私が調髪用のハサミでチョキチョキと慎重に、かなりリスクの高い行為と思いつつ、何とかナミが満足する程度に切りそろえることが出来ました。そそくさと出掛けていくナミ。ちょっと待てと追いかけて、数年前にそうしたように、後ろ姿を写真に残しました。

素晴らしいお天気、素晴らしい卒業式でした。ナミを支えてくれた多くの人々が卒業を祝ってくれました。色々あったけれど、彼女にとって良い中学生活だったのではないかと思いました。中庭のコブシの木に白い花が満開。翌日が公立高校受験の卒業式と言うことで、ちょっと緊張感を残した卒業式でした。


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