ナミが通い始めた高校の通学路に池があります。その池の中央に木が生えていてアオサギがコロニーを作っている。

新池

観察中のエリ

アオサギの巣

雛が顔を出しているところ

コロニーというのは、集団で巣を作っている場所のことです。我が家の近所にもサギの営巣はありますが、川沿いの高い松の木の上です。観察するには木の梢を見上げなくてはなりません。枝振りが邪魔になってほとんど巣のようすは窺えません。ここは、基の周りが開けていますので、良くわかります。但し、池の畔から巣まではかなり距離があり、肉眼では余り細かなところが見えません。双眼鏡があれば楽しめると思います。ともあれ、タンタンの柔道大会の応援の帰りに、エリと二人で巣のようすを観察することにしました。いや、実をいうと、エリは柔道の応援はしていません。ただ巣を観察するだけのために、自転車を漕いでやって来ました。

エリがいうには、今日は白っぽい帽子をかぶった方が良いとのこと。たしかに、マルハナバチのような大型の蜂がぶんぶんと飛んでいました。

おそらく柳の木と思いますが、池の中央にあり、枝に沢山の巣がかかっています。巣の上にはアオサギのみならず、カワウやシロサギもいます。ザッと数えて、木の上の巣は10カ所ほど。木の周りには巣からあぶれた鳥たちが沢山います。巣をかける場所は結構な競争率になっているはずです。時々揉め事が起きているように見えます。

手すり越しに眺めていると、時々喧嘩をして飛び立つサギがおります。巣のようすが気になりますが、今日のところはよく見えません。エリは池にカイツブリを見つけました。池の周りを一周してみようというので、自転車に乗って回りました。観察に適した場所を探しながら、一周しました。エリは幾らでも眺めていたいようでしたが、そろそろ帰らなければならないと、名残惜しそうなエリを説得して池の畔を後にしました。

帰宅後に撮影した画像を確認していると、アオサギの巣に雛がかえっていました。肉眼ではなかなかそこまでは分かりませんでしたが、エリがいうには、雛のような鳴き声が聞こえていたというのです。楽しませて貰いました。


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