丁度8年前の写真。

米国で

8年前の誕生パーティ

ヘルメットを被って遊ぶ

長男は無邪気

少々照れくさい感じだが、わたしの誕生日を祝おうと、パビリオンでシャンパンを買い、よく見ると、テーブルにはナイフとフォークが添えてあるから、カアサンは何か腕によりを掛けたに違いない。写真は、セルフタイマーで撮ったもの。米国ロサンジェルス郊外のアパートのダイニングルームである。

作り笑顔のカアサン。不思議そうな顔をしている赤ん坊はナミンチだ。そしてわたしの仏頂面。どうしても笑顔になれなかった。カアサンの実家の近く、私たちの友人も数多く住んでいる神戸から西宮、伊丹あたりが、滅茶苦茶になり、数千人が瓦礫の下敷き、そして炎は依然として消し止めることが出来ない状況。笑えるわけはない。伝わってくるニュースは遅々として進まぬ救援作業。奇しくも、丁度一年前のその日に同じく地震の被害を受けたロサンジェルスの住民は、苛立ちを隠そうとしなかった。

むすめ達の通う小学校では、6名の児童の命が失われたという。我が家の近所でも、家族を失った隣人は少なくない。地震の傷跡はきれいに修復されている。修復された痕があまりに真新しく、それに気づくと、やるせない。

8年後のその日、避難訓練が行われ、児童たちはヘルメットをかぶって帰宅。姉たちが被ってきたヘルメットで無邪気に遊ぶ長男。忘れてはいけない思い出。記憶。刻みつけておかなくてはならないと、改めて。


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