久しぶりに晴れて明るい空が広がっていました。エリポンを誘ってコロの散歩に出掛けました。

エリポン

見上げる

ゴイサギ

グェッの正体はゴイサギ

私はカメラをぶら下げて、エリポンに付いていきました。

エリポンは直ぐにコロのリードを私に預け、自分は手ぶらで川沿いの道を上を見ながら歩き始めました。私たちは夙川の西岸を国道の手前まで歩いて、突き当たりで飛び石伝いに川を渡り、帰りは東岸の堤防の上を通って帰ってきました。

エリポンは落葉して丸裸になった木々の梢を眺めながら歩きますが、その間に次々と野鳥を見つけていきます。魔法の目を持っているようです。ちょっと驚きました。夙川沿いにはセキレイやカワセミ以外にも随分と多くの種類の野鳥が居るのです。

カアサンが夕方のコロの散歩で夙川沿いを歩いていて、暗くなった川面に「グェッ、グェッ」と鳴く妙な鳥が居るといっていました。暗い中でいきなり鳴くのでびっくりしたそうです。エリポンに尋ねると、夜行性のグェッと鳴く鳥はゴイサギではないかといいました。確かに図鑑にはそのようなことが書いてあります。

先日の夕方、家に帰り着いて一休みしていると、コロの散歩から戻ったエリポンがゴイサギを見つけたと大急ぎで駆け込んできました。写真を撮ってくれと言うので、どれどれとカメラをもってエリポンに案内してもらうと、白いヒモのような飾り羽根を頭にぶら下げたブルーグレィのカラスくらいの大きさの鳥が夙川の流れの中でじっとしていました。

残念ながら、鳴き声は聞けませんでしたが、カアサンが夜道で嚇かされたのはこいつのようです。少し暗かったのですが、無事に写真を撮ることが出来ました。

休みの日にエリポンは一日に三回、散歩に出掛けるのです。誕生日に買ってもらった図鑑を熱心に眺めて、正確な知識を仕入れていますので、見つけた鳥の名前が直ぐに分かるのでしょう。知っているから見つけられるのだと思います。見つけられるから楽しい。

エリポンは家のベランダにバードテーブルを作りたいと思っているようです。


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