命に関わるアクセッシビリティ(2006-12-19)

トヨトミという暖房器具製造の会社が過去に不良製品を販売し、その事故のために何人もの人が亡くなった。不良暖房器具は自主回収されたが、徹底できずに市場に残り、再度7人の命が失われる事故が起きたことは記憶に新しい。命に関わる危険な状況が表沙汰になって、誰もが興味を持つ。我が家にもトヨトミのストーブが一台ある。さて、これが自主回収品に該当するかどうか。あるいは、全くそのことを知らずに危険な回収漏れ不良製品を使っている一般ユーザーに注意を喚起し、不良品の完全な回収を目指さなくてはならない状況に、トヨトミ社は追い込まれたはずなのだが、これに対するトヨトミ社、経済産業省の反応は実に暢気だった。また、マスコミもリアルな危機感を持って責任感のある報道をしているところは無かったように思う。事故はわかった。それでは、危険とされるストーブがどんな形をしているのか。どうやって見分けたらよいのか。我が家で使われているストーブはどうよ?

事故当日のトヨトミ社のウエブサイト、トップページはクソにもならんフラッシュ画像が暢気に揺らめいていた。スキップして中に入っても、事故に関する情報は皆無。翌日になって、フラッシュ画像のページをスキップした先に、kaishuu.htmlという名前の、「名称未設定」ページが用意された。

どうしてtoyotomi.jpのトップページに事故に関するお詫びやら、製品回収に関するお願いなどを掲載しないのかは全くの謎だ。製品回収に関するページを見ると、どうにもよく分からない。該当する機種名が出ているが、それを確認する方法などが無い。というか、レイアウトが乱れている。なんか変だと思い、HTMLソースを参照してみると、<META name="GENERATOR" content="IBM WebSphere Studio Homepage Builder Version 6.5.0.0 for Windows">とある。どうやらこれは Homepage Builder Version 6.5.0.0 for Windowsを駆使して作ったページらしい。先だって、バージョン11がリリースされたはずだ。ver.6.5っていうのはずいぶん前のものじゃないのか。私には理解できないスタイル属性がdivタグに付けてあるところを見ると、あの悪名高い「どこでも配置モード」を使っているに違いない。

私は、最初ファイアフォックス2.0forMacで見たのだが、スタイルシートを切ると、ストーブの画像がお出ましになった。

Camino1.03でも見られなかった。IE5.23とSafariなら大丈夫だけれども。命に関わることだからねぇ。誰かアドバイスしてあげた方が良いねぇ。こういうことを「別なところ」に書いていたら、そちらのリファラにtyotomi.jpからのアクセスが記録されていた。読んでくれたのかな。理解できたのかな?