トラックボール修理(2005-10-18)

Kensington社製トラックボールを愛用している。職場で使っているTurboBallは、余り使用感は上等といえないが、4ボタンの機能性と、手になじむ大きさが良い。今までKensington社製のトラックボールを4機種使ったが、もっとも愛着を持っている。先日来調子が悪く、時々操作に反応しなくなる。対策は本体を持ち上げて振ること。どうやら、USBケーブルがトラックボール本体の付け根の所で断線し掛けているらしい。TurboBallは既にカタログから消えており、新品を手に入れるのは難しそう。現在のカタログモデルは一万円余りで、手痛い出費である。

先日、いよいよ動かなくなり、ケーブル交換に踏み切った。部品採り用というわけではないが、購入後、結局ほとんど使わなかったOrbit USBからケーブルを外し、TurboBallのケーブルと入れ替えた。USBケーブルの内部は5芯。細い5色のケーブルが基盤上のコネクタに繋がっている。コネクタからケーブルを外す方法が分からず、結局、暴力的にニッパで切断し、新しいケーブルの5芯と撚り合わせて繋いだ。半田ごてを使ったことはあるが、基盤にコテを当てる勇気も技術も無い。撚り合わせた細いケーブルが短絡しないように、シリコン製の細いチューブを被せて、あとは、基盤や可動部分と干渉しないようにケーブルを収めてケースを閉じた。

駄目で元々、と思ってチャレンジした。余りエレガントな修理とは言えないが、とりあえず、壊れる以前よりマシ、詰まり無事に動いている。ちょっとボタンの動きが渋くなったような気がするのは、ケーブルの結合部分がスペースを取っているために、ケースがゆがんでいるのかもしれない。強度は少々不安だが、動けばよい。ケーブルによけいな力を掛けないように気をつける事にする。