このページのもくじ

  1. Mac OSX アップデート ver 10.3.8
  2. アカデミック版ソフト申し込み
  3. iWorkとiLife'05
  4. Pageをどう使うか?

黙々と仕事、そして家に帰ってからしこしこと。

Mac OSX アップデート ver 10.3.8

10.3.8 アップデートにより、Mac OS X v10.3 "Panther" の互換性と信頼性の改良が行われます。すべてのユーザの方にアップデートをお勧めします。

主な改良点
  • OpenGL テクノロジーの改良、ATI および NVIDIA 対応のグラフィックスドライバのアップデート
  • Mac と PC が混在するネットワークでのファイル共有機能、およびディレクトリサービスの改良
  • 他社製アプリケーション、デバイスとの互換性の改良
  • 以前に、単体で実施された最新のセキュリティアップデート
このアップデートの詳細については、こちらを参照してください
http://www.info.apple.com/kbnum/n300569-ja
セキュリティ・アップデートの詳細については、こちらを参照してください:
http://www.info.apple.com/kbnum/n61798-ja

16.4MBということで、ソフトウエアアップデート経由で、直ちに適応し、再起動。

アカデミック版ソフト申し込み

先日、アップルストアにアカデミック版ソフト(iWorkとiLife'05)を申し込んだ。申込用紙をダウンロードし、必要事項を記入。アカデミック版を購入する資格を証明する何か(私の場合、職場の職員証)のコピーを添えて、ファックスで送信する。支払い方法は、コンビニ払いなども選べるが、面倒がない(と思われる)クレジットカード払いとした。

マイクロソフトマクロメディアなどの用意するアカデミックディスカウントは、一般の価格で購入する人が気の毒に感じられるほどの割引率だが、アップル製ソフトの場合は、10%程度で、渋い。今後、マッキントッシュの普及、というか、シェア拡大に、学生に対する刷り込み効果の役割は大きいと思う。私も、講習会などでいつもパワーブックを携えて、なかなか良い宣伝になっている筈だが、そういうことはお構いなしというか。そこら辺は、各企業の方針と、ユーザーの期待のギャップと云うことなので仕方がない。いくつかの少々面倒な手続きを経て、勝ち取った2000円あまりのディスカウントに、どれほどの意味があるか?実は、大あり。私が暢気に仕事をしている間、専業主婦の妻が、数円のディスカウントを積み重ねるために、自転車をこいでスーパーマーケットを回っているのだ。たかだか2000円を節約することの苦労を、私は何となく理解している。

アップルの場合、アカデミック版は、購入時の手続きと価格の違いだけのようである。ソフトウエアの機能的な制限は一切無いらしい。マクロメディアの場合はエデュケーション版と呼んでいるが、起動画面にその旨が毎度表示される。機能的な制限はないが、次バージョンへのアップグレードの条件が通常版ライセンスと異なる。アップグレードサービスを受けられないと思っていた方がよい。(StudioMXから、MX2004へのアップグレードの場合)マイクロソフトはそこら辺はかなりおおっぴらで、通常版と全く同じものを大幅ディスカウントで提供してくれる。パッケージにシールが貼ってあるだけではないだろうか。ディスカウント価格とアップグレード価格が同等程度なので、新バージョンが出るごとに買い直しとなるはずだ。

申し込みに際して感じたことを二つ。まず、CDロム版を指定する欄がなかったこと。自宅のG4-400はDVDメディアを読むことが出来ないのだ。それから、クレジットカード番号などを記入してファックスを送るのだけれど、セキュリティはどうなっているのか。番号間違いも怖いはなしだが、通信を途中で傍受される心配は要らないのだろうか。

iWorkとiLife'05

先日手に入れました。申し込んでから数日。割と順調でした。

iLife'05のパッケージには、CD-ROMとDVDに加えて、チラシ一枚とクーポンが一枚入っていました。マニュアルのようなものはありません。クーポンが何の役に立つのかは不明です。PowerMacにはDVDドライブが無いのでCD-ROMを使ったけれども、CDはiPhoto5、iTunes4.7.1、iMovie HDのみ。GarageBandとiDVDを使うには、DVDを読み込むことが必要。iTunesは無料でダウンロード出来るし、他はほとんど使っていないので、今にして思うと、私はiPhoto5.0のためにおよそ8000円を払ったということになる。

早速iPhoto5を起動してみると、従来バージョンとデータの互換性がないのでデータの書き換えが必要となる。続いて、サムネイルの作り直しとなり、かなり時間が掛かる。私は、外付けHDDにiPhotoデータを入れて、PowerBookと共有しているから、旧バージョンと互換性がないのは少々拙い。

早速ですが、アップデータがでています。

iPhoto アップデート (5.0.1 2.7MB)
iPhoto 5.0.1 では、MPEG 4 ファイルのインポート時の問題と、50 ページを超えるブックが含まれるライブラリのアップデート時の問題が解決されています。
iMovie HDアップデート(5.0.1 2.4MB)
iMovie HD 5.0.1 は、DV プロジェクトでのビデオとオーディオの同期の改善を含んでいます。

順番が前後したが、今回は、iWorkの方に注目していた。私は、一度は愛想を尽かしたKeynoteユーザーである。先日来のPowerPointとの格闘の記憶も新しい。講習会では、昨年作ったKeynoteのプレゼンテーションも併用したが、参加者にはそちらの方が評判が良かった。とりあえず、起動して、旧バージョンで作ったファイルを開くと、テキストの表示がずれるのでがっくり。検証はゆくゆくしていくつもりだが、旧バージョンとの互換性は、万全でない、というか、なんというか。一方、先日作ったPowerPointファイルは、そこそこの再現性で開くことが出来る。PowerPointでファイル保存に時間が掛かり、悩まされたのだが、Keynote2で開いて、Keynote形式の保存は大変スムーズ。よくわからないが、Keynote2は旧バージョンよりPowerPointに対する親和性の方が高いという皮肉な結果である。このソフトはいわば季節営業で、講習会シーズン以外はほとんど使うことがない。当分使い込むことはないと思うが、またその時にレポートする事になると思う。

Pageをどう使うか?

もう一つのiWork、Pageというワープロソフトであるが、なかなか難しい。起動すると、まず目にはいるのは派手なテンプレート選択画面。これらのテンプレートを使うと、プロ並みの賑やかな文書を手軽に作ることが出来る、というわけだ。残念ながら、ほとんどのテンプレートが英語のまま、というのは、何を考えているのかわからないが、タダの手抜きだろう。役に立つかどうかは別にして、Pageにはこんなことも出来ます、という、見本の役割は果たす。

ワープロソフトは仕事で使う。私は、普段、この目的にはマイクロソフトワード2004を使っている。体裁を整える必要がない時は、テキストエディットを使うこともある。仕事で使うワープロは、多くの場合、ファイルを他から受け取り、修正して、他に渡すという使い方だ。プリントアウトイメージを配るのなら、スタンドアローンの珍しいワープロソフトでも構わないだろうが、出来た文書を他の人に渡すことを考えると、とてもではないが、Pageを仕事に使う気にはなれない。私の職場にはマックユーザーが多いが、それでも、Pageを所有しているのは私だけ。こいつをどう使えばよいのか。Pageで作製しワード形式で保存して、渡すというのなら、はなからワードを使えばよい。使って初めてわかる良さがあるのだろう。しかし、使う動機が見つからない。

せめて、アップルユーザーにはタダで配るべきだと思う。いったい、どうするつもりなのだろう。同じことはKeynoteにもいえる。会議で、自分のパソコンが不調に陥った時、Keynoteファイルを抱えて途方に暮れることは目に見えている。講習会で、配付資料として渡す場合にも、そのままでは渡せない。せめて、読み出し専用のKeynote Viewerを用意し、OSXに標準で付けるべきだ。当然のことながら、ウインドウズバージョンも作って、自由にダウンロードできるようにするべきだ。 iWorkという名前でもわかるとおり、仕事に使うことを強く意識したソフトなのだ。遊びに使うソフトならともかく、仕事に使うなら、互換性は無視できない。

というわけで、プロのお父さんとしては、なかなか忙しい日々です。