BootCampに見るポジティブとネガティブ(2006-04-15)

The Apple Storeから発送に関するメールを受け取った。ウエブページにログインすると荷物の配送状況が分かる。当初は6日に発送予定、12日に到着予定となっていた。発注が2日だったから、ずいぶん時間がかかると思ったが、到着予定日は二日前倒しになり、10日に届きそうだ、と思っていたら、結局、8日に届いた。この日、私は実家に帰省中で不在。ちょっと早めに届くかもしれない、と電話したら、もう届いているけど、邪魔といわれた。

到着を待っている間に、大きなニュース。つまり、BootCampというソフトウエアがベータ版として提供され、アップルが自らアップル製のパソコンにウインドウズをインストール可能にしたという話題。intel製CPUを搭載したとはいえ、IBM-PC互換機というわけじゃないから、どうなんだろうと思う。

マックユーザーの立場から、私はウインドウズをインストールするためにiMacを買ったわけではないので、当面は余り関係ない。買ったパソコンにウインドウズもインストールできます、と云うおまけが付いたようなもの。私は今となっては貴重なOS9で起動できるパソコンを使っているが、ClassicOSから起動させることはまず無い。将来、私がどうしてもウインドウズを起動させる必要が出てきたとき、今までもvirtialPCという互換環境があった訳で、いちいち再起動させるよりシームレスで便利と思う。また、CPUのマルチコア化が進めば、二つのOSを同時に起動して、ソフトウエアスイッチで切り替えることが出来るようになるかも知れない。

但し、現在マックユーザーで、泣く泣くウインドウズンへの乗り換えを迫られている人には、とりあえずintelMacを買っておくと云う手頃な(ネガティブな)選択肢となったはず。パワーブックG5が出たら買い換えると云って、クラムシェルのiBookを使い続けていた同僚が、近々、長期の海外(米国)出張を控えて、ついにウインドウズノートを購入した。出張先では皆ウインドウズユーザーとのこと。BootCampの話がその前に出ていたら状況は変わっていただろう。海外でサポートが充実している東芝にした、と云うのだが、アップルの方がその点でも有利だったような気がする。

ウインドウズマシンとして、速度と互換性で水準に達しているのであれば、「MacOSも起動できる」というのは、他のIBM互換パソコンに較べると大きなアドバンテージだ。一方、マック良さそうだけれど、ウインドウズが動かないからな、と思っているウインドウズユーザーにも、いよいよMacユーザーに、というポジティブな選択肢になるかも知れない。ウインドウズユーザーから注目されるかもしれない。

「出来る」タイプと「出来ない」タイプの差は大きい。通販で申し込んで到着を待っている間に、出来るタイプが新発売された、と云う状況にならなかったことは、素直に嬉しく思う。