このページのもくじ

  1. Intel Mac検証
  2. 万能エクセル
  3. アップデータなど
  4. ソースを見ること

Intel Mac検証

iMac20インチ、メモリは1Gである。速いと感じる部分と、がっかりさせられる部分と。

私はウエブページを閲覧し、メールをやり取りして、画像を取り込んで閲覧して、音楽を聴いて、ウエブページを作ることにiMacを使っている。さて、Intel iMacが最も苦手とする作業はFireworksによる画像処理だ。私の場合、Fireworksのバージョンは一つ前のMX2004である。Fireworksの起動を躊躇するほど、負担が大きい。ロゼッタとの相性の問題かもしれない。

また、Dreamweaver8でも期待するほど敏捷ではない。私は、たいていデザインビューとコードビューを分割で使っている。殊に、コードビューでドラグし、スクロールが生ずる場合に、ずいぶんと動きが鈍重になる。もしかすると、デザインビューのレンダリングに苦労しているのかもしれない。

もう一つ、明らかにおかしい点。Firefoxでアップデータなどをダウンロードするのがうまくいかない。ダウンロードしたファイルはエクセルのアイコンになり、意味不明の奇妙なファイル名になる。解凍もできない。仕方がないので、ダウンロードするときのみ、Safariを起動している。Firefoxのバージョンが1.5.0.4となって、アイコンはエクセルでなくなったが奇妙なファイル名で.dmgファイルがマウント出来ない点は修正されていない。というか、私の設定がどこかおかしいのかもしれない。

万能エクセル

書類を作っている。テンプレートを埋めていく作業。テンプレートはもちろん、エクセルファイルである。どうもエクセルで書式を作るのが流行っている。実に憂慮すべき事態である。日経PC21という雑誌がどれほどの影響力を持つ雑誌なのか存じ上げていないのだが、大好評発売中の7月号の特集は「万能エクセルでワープロ要らず」と来たもんだ。

この度のテンプレートも、見かけ重視のエクセルファイル。必然性を感じない表組みである。某お役所に提出する書類の一部らしい。事務方に問い合わせる。全く同じ表組みをワードで作っては拙いですか?実は、すでにワードで作った元ファイルが手許にある。そのワードファイルも壮絶な表組みなのだが、エクセルよりはかなり柔軟だし、そのセルを一コマずつエクセルに貼り付けていくことを考えると、ワードのまま体裁を整える方がはるかに楽である。というか、エクセル何ぞに移してしまうと(移す作業そのものは、大変だが単純作業だ)、その後何をするにも大変な単純作業を強いられる。テンプレートはほとんど無意味にセルを結合している。結合されたセルが表に含まれると、エクセルの柔軟性は極端に低下する。自動的に行の高さを調節してくれなくなる。このことの意味することは、極めて深刻である。私がすべてのセルを埋めて、表を完成させたつもりで居ても、ちょっと余白を調節するつもりで列幅をいじると、当然テキストがセルからはみ出る。結合セルに入ったテキストの場合、行の高さの自動的な調節が効かないから、ワークシートの上から下まで、テキストがはみ出ていないかどうか全部チェックして、いちいちドラグしてテキストが収まるように行の高さを調節しなくてはならない。そうしたところで、やっぱりもう少し幅を変えようとなったら、また調節のし直し。もし、意図的にこういったテンプレートをつくっているなら、拷問や嫌がらせの一種だ。そういう不都合を知らずにテンプレートを作ったとしたら、この行為が著しく国益に反することを直ちに彼らに理解させなくてはならない。

実は、「日経PC21」7月号を手に入れた。ウインドウズユーザー向けの雑誌を買うことは滅多に無い。多分初めてと思う。あの手この手の裏技を駆使して作り上げたエクセル書類を嘆くばかりでは仕方がない。何とか対処するために、何か良い方法が見つかるかもしれない。と思ったが、結局余り熱心に見ていない。エクセルの利点として、印刷する上の設定が楽だというようなことが書いてある。自分の環境で、たとえばA4やB4用紙一枚のプリントにきちんと収めることが重要な場合は、エクセルだろうが何だろうが構わない。楽なアプリケーションを使えばよい。印刷イメージを手に入れたときに、いちいちどのソフトで作ったのか、そういうことは気にかけない。ただし、テンプレートとして他人に書式を配るときには、各人の環境に因る違いや、記載内容のバリエーションを考慮する必要がある。事務的な資料の多くは、折角作った書類を有効に活用するという視点が重要になるはずだが、日経PC21の特集には互換性やら将来の発展性に注意するような話は、なかったような気がする。結局、シートを方眼紙状にしてセル結合で入力欄を作成ということらしい。これは「日報」というものをつくるときの基本らしいのだが、日報ならそれでよいかも知れないが、このテクニックがあらゆる文書に応用される。この特集の中に、作成した資料の価値を高めるために、「やってはいけない」テクニックの話題はひとことも出ていない。

日本国政府は事務書類の互換性に関するガイドラインを早急に設定するべきだ。糞テンプレートを事務書類から追放すること。このまま裏技を駆使したエクセル書類がのさばると、近い将来の安全保障上の問題にもなりかねない。とにかく、ワープロ代わりに使うエクセルは極めて拙い。

アップデータなど

MouseWorks3.0

いよいよ、intelMacに対応したMouseWorks3.0がベータ版から正規のバージョンとなった。2006-05-30付け。

Requirements:
Max OS X (10.2.8 and later)
Description:
A disk image archive of the full version of Kensington MouseWorks(TM) software (version 3.0) for Mac OS X. This version works on both Intel-based and PPC-based systems.
Notes:
This version supports all Kensington USB and ADB mice and trackballs except:
  • One-button mice
  • Turbo Mouse 1.0-4.0 (the older, 2-button models)
  • Orbit 3D and Orbit Elite
  • ValuMouse products

Please see the read me file included in this installation for important information regarding this release.

iMacにインストールし、ExpertMouseで使っている。スクロールホイールのついていない機種で重宝する"Scroll with mouse"の設定が効くようになった。私の現在の設定。

第1ボタン(左手前)
Click
第2ボタン(右手前)
Drag
第3ボタン(左奥)
Control + Click
第4ボタン(右奥)
Application Menu (Default)
Scroll with mouse (Application: Firefox)
第1/2ボタン(手前側同時押し)
Keystrokes (command + W)
第3/4ボタン(奥側同時押し)
Keystrokes (command + N)
Keystrokes (command + 1 : Mail; iTunes)

ここでのポイントは、

である。

Mozilla, Firefox, Thunderbird and etc.

かなり重要なセキュリティ上の問題を解決するために、Firefox/Thnderbirdのバージョンが、1.5.0.4となった。

ついでに、Mozilla suiteの方にも同様な問題が存在するが、アップデータは提供されない旨が警告されている。更に、ひっそりと、Caminoもセキュリティフィックスが行われて、Camino 1.0.1となった。

QuickTime 7.1.1

QuickTime 7.1.1 では、Intel プロセッサ搭載 Mac で他社製の起動項目がある場合に発生する問題への対処が行われています。また、Keynote のプレゼンテーションを iDVD に書き出すときの問題も、今回のリリースで修正されます。

QuickTime Pro ユーザの方への重要な注意
QuickTime 7 をインストールすることにより、QuickTime 5 や QuickTime 6 などの旧バージョンの QuickTime での QuickTime Pro 部分の機能は使用できなくなります。このインストールを続けた場合、 QuickTime Pro の機能を再び使えるようにするには、QuickTime 7 の Pro キーを新規に購入する必要があります。インストール後に、 www.apple.com/jp/quicktime を参照し、QuickTime 7 Pro キーを購入してください

iWeb アップデート

iWeb 1.1.1 は .Mac へのサイトの公開に関する問題を解消します。

ソースを見ること

出来るだけ、簡素な表現を心がける。内容も、出来るだけシンプルで、直説的な表現を心がけている。書き上げた文章から、不要な言葉をどんどん外していく。マークアップもシンプルなほど良い。

整合性は重要と思う。ある文章に対して、適切な見出しを付けると、それが一つ前の文章との境界を明示する。引用は適切に印をつける。羅列する場合、リストに、話題が細かいときは、定義リストを使う。定義リストは見出しを定義語として簡素化することが出来る(ような気がする)。また、無駄な説明を付けるよりもspanでクラス属性を加えたり、strongやemを加える方が簡素になる(ような気がする)場合は、インライン要素でマークアップする。

きょうび、ブログツールに依るHTMLの自動生成が盛んで、ページの構成がやたらとロジカルである。一つのページの中に、二つ、三つのカラムが並び、あらゆるアンカーが整列して何から何までが揃ったページを、設定画面で適当にチェックを入れるだけで作ることが出来る。出来るからやる。そこに並んだアンカーやらコメント欄やらトラックバックといったコンテンツが、どれほど作者、あるいは読者にメリット、デメリットをもたらすか考慮する人は少ないのではないか。敷き詰められたアンカーをページ内に収めるために極小フォントを使う。見る気が起こらない。見る必要もない。見る必要のないナビゲーションに埋もれる本文。過剰なサービス。本文を読むことが出来れば良いのだ。ページに必要なものは、見出しと本文だ。あとは、そうだな、機械が私のページを見つけてくれるためのちょっとした案内。

id付きのアンカーを仕込んだり、おもてに出にくい部分でいろいろとやっているのは、読者に対するサービスである。このページで更新版を作っているのも読者サービスの一環だ。WWWの中で文書が迷子にならない程度に、それなりの努力はしている。しかし、複雑なナビゲーションやマークアップで更新の頻度が下がってしまうなら、それは本末転倒。読者が必要に応じてソースを参照してくれる前提で、このページは構成されている。

無爲徒食日記 二千六年五月上旬に一部触発されて書いた。どう触発されたのかいまひとつ定かではないけれども。


というわけで、なんか手に付かないのです。息子がパソコンを占有している所為かも。