2007年夏休みメモ(2007-08-29)

残暑

猛暑が続いている。暦の上から、既に残暑なのだ。気象庁は長期予報を考え直すべきだろう。予報は勝手にやったらよいが、それが少し外れたくらいで、右往左往しない方がよい。私は兵庫県西宮市に住んでいる。高校野球の全国大会近所にある野球場で行われている。夏はかなり気温が上がる。

昨年、家を新築した。間取りでは、風通しが重要なテーマだった。3階建ての新居で、我が家のエアコンは一台のみ。それもここ数年はただのオブジェ、つまり、一切エアコンを使わずに生活する。いや、実は自家用車にはエアコンが付いていて、渋滞にはまったり、炎天下の駐車場に車を停めたりしたときに使うが、それでも窓は開け放していることが多い。

こうして、私たちは地球温暖化防止に多少なりとも貢献していると思う。二酸化炭素などの所謂「温室効果ガス」の減少という視点で、原発造りゃいいじゃないか、という論議に違和感を覚える。その電源が火力だろうが原子力だろうが風力だろうが、エアコンの室外機から放散される熱量はヒートアイランド現象、ひいては地球温暖化に寄与しているのではないか。部屋の温度を何度か下げるために、その熱を何割増しかで屋外に吐き出すことを、私は無駄と感じることが多い。

帰省旅行に出発するまでは、さほど暑いと思わず今年の夏は過ごしやすいと思っていた。寝苦しいと感じたこともなかった。北海道に渡り、札幌に一泊したときに、どうも蒸し暑いと思った。帰省中に天候が好転し、その後は大変厳しい日差しと暑さが続いている。ちょっとバテている。水分を取りすぎると、体力を消耗する。

私は職場でもほとんどエアコンを切って仕事をしている。室内に発熱源となるようなものが余り無いので、案外暑さは気にならない。というか、こういった感覚には個人差が大きい。セールスに来る業者は、そそくさと逃げていく。ついたて越しで仕事をしている同僚も、暑さには強いらしく、彼が自分でエアコンのスイッチを入れることはない。暑さに文句を云うこともない。私のデスク上にあるMacBookProは、ときどきファンが回る。ファンが回り出すと鬱陶しく感じるが、普段は外付けキーボードを使っているから、実用上、熱は気にならない。しかし、現実にはキーボードそのものは、さほ暑くはならないが左右のパームレストあたりがかなり暑くなり、汗ばんでしまう。また、ファンクションキーの上の部分、ヒンジの付け根あたりは、迂闊にさわれないほど熱くなる。アルミニウムボディは放熱性がよいから、真夏にパワーブックを膝の上に載せて使おうなどと思わない方がよい。

夏休みの船旅メモ

夏休みには、毎年恒例の北海道旅行をする。というか、私の実家に帰省するのだ。ここ数年フェリーを利用している。家族6人でこの時期に北海道往復すると、航空運賃は30万円を越える。今年から大幅に値上げされたが、日本海廻りのフェリーはエアラインチケットよりもかなり割安だ。もちろん、フェリーは片道およそ20時間船の中に拘束される。この時間を如何に有意義に過ごすか。フェリーの旅を成功させるコツである。

今年は料金が改定され、お盆の時期は様々な特別運賃が適用になり、また、割引料金が適用されない。往復割引や、中学生の学生割引も利かなくなった。過去ログをみると、帰省旅行について、毎年書いている。2004年は予約ページに対していろいろ文句を書いている。その同じページから今年も予約した。フェリーは乗船予定日の二ヶ月前から予約が可能である。三年前に文句を付けたページがほぼそのまま残っており、4回目で私がそれに適応したらしい。今回は特段に迷うことがなかった。インターネット予約では、乗船予定者の情報を書き込む必要があるが、昨年記入分がクッキー情報として残るのか、その辺は余り自信がないが、いちいち書き直す必要がない。また、インターネット予約をしておくと、当日フェリーターミナルの窓口で乗船名簿を書く手間が省かれる。今年から長男が小学生になったため、添い寝出来なくなり二等寝台を六つ予約した。

今回、MacBookProを職場とのメール連絡の目的で持参した。もちろん、デジカメデータの保存と閲覧にも使える。フェリー内はインターネット接続は出来ない(私がモバイルに対応していないから)。また、船旅中は子どもたちの相手を優先する積もりなので、パソコンは船室には持ち込まなかった。

私たちが利用した二等寝台は二段ベッドで、大人が座ると頭が支えるが、蛍光灯とコンセント装備している。船内のロビーにはテレビがあり、NHK/BSを放映中である。また、テレホンカードの公衆電話が支える。デッキに椅子と机があり、一部の席では壁面のコンセントを使える。パソコンでなにやら作業をしている人も見受けた。また、携帯電話をいじっている人も居たが、電波が届いているのかどうか、携帯電話を持たない私には分からない。フェリー会社の案内を眺めたが、インターネット接続とか、無線LANというような表現はどこにも出てこない。

ロビーに新聞が数紙置いてあったけれども、一日遅れである。