このページのもくじ

  1. 残暑
  2. 夏休みの船旅メモ
  3. 小型デジカメ
  4. 5年の時の流れ
  5. AirMac、富士通のビスタ
  6. iPodが壊れた
  7. アップデータ

休暇から戻りました。

残暑

猛暑が続いている。暦の上から、既に残暑なのだ。気象庁は長期予報を考え直すべきだろう。予報は勝手にやったらよいが、それが少し外れたくらいで、右往左往しない方がよい。私は兵庫県西宮市に住んでいる。高校野球の全国大会近所にある野球場で行われている。夏はかなり気温が上がる。

昨年、家を新築した。間取りでは、風通しが重要なテーマだった。3階建ての新居で、我が家のエアコンは一台のみ。それもここ数年はただのオブジェ、つまり、一切エアコンを使わずに生活する。いや、実は自家用車にはエアコンが付いていて、渋滞にはまったり、炎天下の駐車場に車を停めたりしたときに使うが、それでも窓は開け放していることが多い。

こうして、私たちは地球温暖化防止に多少なりとも貢献していると思う。二酸化炭素などの所謂「温室効果ガス」の減少という視点で、原発造りゃいいじゃないか、という論議に違和感を覚える。その電源が火力だろうが原子力だろうが風力だろうが、エアコンの室外機から放散される熱量はヒートアイランド現象、ひいては地球温暖化に寄与しているのではないか。部屋の温度を何度か下げるために、その熱を何割増しかで屋外に吐き出すことを、私は無駄と感じることが多い。

帰省旅行に出発するまでは、さほど暑いと思わず今年の夏は過ごしやすいと思っていた。寝苦しいと感じたこともなかった。北海道に渡り、札幌に一泊したときに、どうも蒸し暑いと思った。帰省中に天候が好転し、その後は大変厳しい日差しと暑さが続いている。ちょっとバテている。水分を取りすぎると、体力を消耗する。

私は職場でもほとんどエアコンを切って仕事をしている。室内に発熱源となるようなものが余り無いので、案外暑さは気にならない。というか、こういった感覚には個人差が大きい。セールスに来る業者は、そそくさと逃げていく。ついたて越しで仕事をしている同僚も、暑さには強いらしく、彼が自分でエアコンのスイッチを入れることはない。暑さに文句を云うこともない。私のデスク上にあるMacBookProは、ときどきファンが回る。ファンが回り出すと鬱陶しく感じるが、普段は外付けキーボードを使っているから、実用上、熱は気にならない。しかし、現実にはキーボードそのものは、さほ暑くはならないが左右のパームレストあたりがかなり暑くなり、汗ばんでしまう。また、ファンクションキーの上の部分、ヒンジの付け根あたりは、迂闊にさわれないほど熱くなる。アルミニウムボディは放熱性がよいから、真夏にパワーブックを膝の上に載せて使おうなどと思わない方がよい。

夏休みの船旅メモ

夏休みには、毎年恒例の北海道旅行をする。というか、私の実家に帰省するのだ。ここ数年フェリーを利用している。家族6人でこの時期に北海道往復すると、航空運賃は30万円を越える。今年から大幅に値上げされたが、日本海廻りのフェリーはエアラインチケットよりもかなり割安だ。もちろん、フェリーは片道およそ20時間船の中に拘束される。この時間を如何に有意義に過ごすか。フェリーの旅を成功させるコツである。

今年は料金が改定され、お盆の時期は様々な特別運賃が適用になり、また、割引料金が適用されない。往復割引や、中学生の学生割引も利かなくなった。過去ログをみると、帰省旅行について、毎年書いている。2004年は予約ページに対していろいろ文句を書いている。その同じページから今年も予約した。フェリーは乗船予定日の二ヶ月前から予約が可能である。三年前に文句を付けたページがほぼそのまま残っており、4回目で私がそれに適応したらしい。今回は特段に迷うことがなかった。インターネット予約では、乗船予定者の情報を書き込む必要があるが、昨年記入分がクッキー情報として残るのか、その辺は余り自信がないが、いちいち書き直す必要がない。また、インターネット予約をしておくと、当日フェリーターミナルの窓口で乗船名簿を書く手間が省かれる。今年から長男が小学生になったため、添い寝出来なくなり二等寝台を六つ予約した。

今回、MacBookProを職場とのメール連絡の目的で持参した。もちろん、デジカメデータの保存と閲覧にも使える。フェリー内はインターネット接続は出来ない(私がモバイルに対応していないから)。また、船旅中は子どもたちの相手を優先する積もりなので、パソコンは船室には持ち込まなかった。

私たちが利用した二等寝台は二段ベッドで、大人が座ると頭が支えるが、蛍光灯とコンセント装備している。船内のロビーにはテレビがあり、NHK/BSを放映中である。また、テレホンカードの公衆電話が支える。デッキに椅子と机があり、一部の席では壁面のコンセントを使える。パソコンでなにやら作業をしている人も見受けた。また、携帯電話をいじっている人も居たが、電波が届いているのかどうか、携帯電話を持たない私には分からない。フェリー会社の案内を眺めたが、インターネット接続とか、無線LANというような表現はどこにも出てこない。

ロビーに新聞が数紙置いてあったけれども、一日遅れである。

小型デジカメ

主に子どもたちが使っていたミノルタF100のスイッチが壊れている。オン・オフが上手くいかなかったり、勝手にシャッターが切れたり。ミノルタのデジカメはスイッチに弱点があるらしく、以前にもスイッチの修理を依頼している。ミノルタのカメラ部門は撤退したが、ソニーが修理を含めたミノルタ製品のアフターサービスをやってくれる。しかし、三ヶ月に一度新製品が出るご時世である。今さら5年前に購入したデジカメを修理するのは気が引けた。この五年間でデジカメの進歩は著しい。もういい加減、引退させても良いような気がした。

私は旅行にα7デジタルを持参したが、これはごつくて、妻や子どもたちが気軽に持ち歩ける代物ではない。より小型のデジカメの需要があることは分かっていた。旅行の出発を目前にして、職場からの帰り道にあるヤマダ電器に寄った。2万円以内。持ち歩きを意識した小型。何となく格好良さで目に付いたPentax OptioM30を購入した。専用バッテリと充電器、USBケーブル、説明書に画像閲覧用ソフト。メディアはSDカードだが別売。あと、ハンドストラップが付いていた。3倍ズームレンズで710万画素。5年前のミノルタF100はその3倍程度のお値段で400万画素である。5年間の時代の流れ、技術の進歩、コストダウン。しかし、それらに対する私の期待は過剰であった。

つまり、私はミノルタF100を比較の対象としたペンタックスOptioM30の性能にがっかりしたのだ。操作性に関して、ON/OFFスイッチが大変よくないと思う。何しろ、シャッターボタンのすぐ隣である。マニュアルを読まないと理解できない様々なメニューにも閉口する。もっともがっかりした点は、シャッターのレスポンス、それから画質である。起動は速い。モニタに画像がでるけれども、シャッターがなかなか切れない。これは5年前のF100と大差ない。画質の方は、画素数は2倍近いが、100%表示の画像の荒さはどうしたことか。

画像閲覧ソフトはマック用も同梱されており、なんとACDSeeのペンタックスバージョンである。私はこのソフトの正規ユーザーである。懐かしいが、別に新バージョンという訳ではなく、中身は5年前のVer1.6とほぼ同じもの。カメラを接続すると、画像の取り込みをするかどうかというダイアログが出る点だけが新しい。しかし、iPhotoユーザーには却って迷惑かも。悪いソフトではないけれども。

5年の時の流れ

メーカーが2万円足らずのデジカメにどういうユーザーを想定し、何を目指して作ったのか想像が付かない。一方、5年落ちとはいえ、今は亡きミノルタがカメラメーカーとして拘って作った6万円のF100は、手抜きが少ない。

新旧デジカメ

5年前のF100(左)とOptioM30

OptioM30のユーザーが何に満足するか分からないが、このデジカメの最も優れた点は、デザインである。私が選んだ理由もその点だ。もう少し軽いとなお良いと思うが、首からぶら提げて様になるスタイル。ポケットの中で嵩張らない薄さは美点である。しかし、SDカードなどメディアの大容量化と低価格化が進む中、OptioM30専用バッテリの容量は少なすぎる。

710万画素というスペックには期待しない方がよい。デジカメ画像の善し悪しは、電気店の店頭ではカメラ背面の小さな液晶モニターで確認する訳だし、パソコンに取り込んだとしても、パソコンモニタの解像度はせいぜい100万画素程である。拡大表示させて等倍画像を観ると、画像の粗さに驚く。

店頭で触って気付くのは、メインスイッチに対する起動の速さであるけれど、逆にシャッターに対するレスポンスの遅さにはがっかりするだろう。風景写真は良いが、ペットやこどもの撮影には対応できないだろう。5年前のF100も遅いが、ここら辺は技術よりもコストに左右される部分かも知れない。

もし、中古のF100がOptioM30と同じ値段で売られていたとしたら、私はF100を選ぶ。というか、今の二万円デジカメの性能がこのレベルに留まるのなら、F100の修理に二万円を掛けることは十分に意味があるという結論を私は導いた。ちょっと、ペンタックスの悪口になって申し訳ないけれど、要するに2万円を切るクラスのデジカメはそういうレベルということだろう。他社製品と較べた訳じゃないので、それ以上は言えない。

AirMac、富士通のビスタ

旅行の話を続ける。

MacBookを持参し、メールのチェックをしようと思ったのだが、インターネットへアクセスするための手段を用意していない。船の中では端から諦めていた。実家に帰ったらADSLを使わせて貰うつもりで、LANケーブルのみ用意していた。

札幌で妹宅にお世話になった。郊外の住宅地である。「お義兄さん、そのマックにはAirMac入っているでしょ?つながりますよ。」義弟が云う。PowerBookG4にはAirMacが付いていなかったから、私は今まで無線LANに繋いだ経験がない。試しにAirMacをONにしてみると、いくつかの無線ネットワークの圏内に入る。そのうちのひとつにアクセスできた。「無線LANでパスワード設定せずにやってる人がいる」と義弟はいう。勝手に繋ぐことが、不正アクセスに該当するのかどうか、良くわからない。今にして思えば、ネットワーク内の他のパソコンにもアクセス出来たのかも知れないし、自分のパソコンにも誰かがアクセスしていたかも知れない。つながるのが嬉しくて、そこまで気にする余裕がなかったが、AirMacを使うときはファイル共有をきちんと設定しなくてはならないだろう。

余談。実家では父のパソコンのLANケーブル(カテゴリ5が入っていた)を引っこ抜いて、持参したケーブルでADSLモデムに繋がさせてもらう。ルーターを介さず、モデム直結なのでパスワードなどを設定しなくてはならず、面倒だ。父のパソコンが新しい富士通になっていた。聞くと、近所の量販店で一悶着の末に手に入れたとのこと。ペンティアム4にウインドウズビスタが入っている。これがどれほど立派なスペックなのか、私には分からない。ちょいと起動させて貰ったのだが、異様な遅さだ。これは駄目だ。どこか壊れてるようなレスポンスの悪さで、クリックするが何の反応もない。あら、ダブルクリックかなと思いなおし、あちこちかちかちやってみたがビクともしない。ビクともしないなぁと思っていると、そのうちに沢山ウインドウが開きだした。

これは酷いな。父に尋ねると、父も不審に思っているらしい。少し前に使っていたWindowsMeではそのようなことはなかった。その後富士通のXPのパソコンに買い換えたのだが、それがすぐに壊れて、仕方なくビスタの最新のやつ、(FMV-DESKPOWER LX50W/D、多分これ)を買ったというか、買わされた、というか。富士通のウエブページを見ると、24万円もするのだ。

ビスタが悪いのか、富士通が悪いのか、そこら辺の所は良くわからない。後で人づてに聞いた話によると、セキュリティソフトが悪さをしているというのだが、20万円以上も支払って手に入れた最新のパソコンが、あの調子で、多くの日本のお父さん達は我慢しているのだろうか。

マックにしたらいいのに、といつも言うのだが、父のパソコン選びの条件ははマイクロソフトのアクセスというソフトを使えることなのだ。それにしてもなぁ。あのハイビスカスのデスクトップピクチャはちょっとな。

使わせて貰ったお礼に、持参したカテゴリ6のLANケーブルはプレゼントした。ちょっと速くなるかも知れない。

iPodが壊れた

車で移動するため、何か音楽を鳴らす準備。このところ見あたらないと思っていたiPodが、車のダッシュボードから出てきた。旅行に備えて充電、そしてiTunesと同期したのだが、その後車載で鳴らそうとした瞬間に何処かが壊れた。SadiPodシンボルを初めて見た。おそらく、ハードディスクの交換が必要なのだろう。代わりにShuffleを持っていった。我が家の車は12年もののオデッセイで、iPod対応もクソもない。CDプレーヤーは付いていて、カセットプレーヤーもある。20年前の独身の頃にCDの車載に使ったカセット型のカートリッジが、カーステレオとiPodとの接続に今も役に立っている。

Shuffleには宇多田ヒカルとこじまいずみ、森山直太朗とビートルズを何曲か。1GBだけれども、まずまず楽しめる。というか、子どもたちはそれぞれに好みの音楽を鳴らすことを主張して、車内は少々混乱するから、シャッフルにお任せは結構良いアイディアなのだ。

たっぷりと一週間とちょっと北海道で過ごした。残暑の厳しさは北海道も同様で、まぁ、兵庫県よりはいくらかマシ。しかし、その点に関しては余り得をした気分にはならなかった。子どもたちは、いとこたちと楽しく遊び、あと自由研究のネタを仕入れて、船の中で読書感想文を仕上げて。楽しかった記録を残すのに、デジタルカメラが活躍した。メールのやりとりと思っていたけれど、仕事の相手も夏休みで、余り面倒なメールは来ませんでした。

アップデータ

休暇中に、というか、サボっている間に色々出ている。とりあえず一覧。引用元はいずれもアップルのソフトウエアアップデートの注意書きです。

プロアプリケーションサポート

このアップデートは、アップルのプロフェッショナルアプリケーションの一般的なユーザインターフェイスの信頼性を改善するために提供されるものであり、Final Cut Studio、Final Cut Pro、Motion、Soundtrack Pro、DVD Studio Pro、Aperture、Final Cut Express HD、Soundtrack、Logic Pro、および Logic Express をお使いのすべてのユーザの方にインストールをお勧めします。

iTunes

iTunes 7.3 では、iPhone サービスを有効にし、お持ちの音楽、テレビ番組、ムービーなどと同期できるようになりました。また、お気に入りのデジタル写真が家の中のどのコンピュータにあっても、Apple TV を使ってワイヤレスで共有し、楽しむことができるようになりました。 iTunes 7.3.2 では、安定性とパフォーマンスを向上させるために、いくつかの重要な拡張が行われています。

AirMac Extremeアップデート

すべての Intel ベースの MacBook、MacBookPro、および Mac mini コンピュータにこのアップデートを適用することをお勧めします。このアップデートでは AirMac 接続の信頼性を改善します。

Security Update 2007-007

すべてのユーザの方に、Security Update 2007-007 の適用を推奨します。このアップデートでは、次のコンポーネントでの信頼性とセキュリティの強化が行われます。

Security Update 2007-006 での改良箇所も今回のセキュリティアップデートに含まれています

このアップデートの詳細については、こちらを参照してください:http://docs.info.apple.com/article.html?artnum=61798-ja

Apertureアップデート

このアップデートは、重要な不具合の修正を提供し、Motion 2 および Motion 3 を使用する際の安定性を改善します。2.2GHz または 2.4GHz のプロセッサを搭載したすべての MacBook Pro モデルにお勧めします。

このアップデートを使用するには、Mac OS X 10.4.9 以降が必要です。

Front Rowアップデート

この Front Row アップデートでは、「iPhoto」との互換性が改善されます。

AirMac ベースステーションアップデート

AirMac ベースステーションアップデート 2007-002 には、次のアプリケーションについての、全般的な修正、互換性のアップデート、およびセキュリティ面の改良が含まれています:

MacBook Pro ソフトウエア・アップデート

このアップデートは、重要な不具合の修正を提供し、Motion 2 および Motion 3 を使用する際の安定性を改善します。2.2GHz または 2.4GHz のプロセッサを搭載したすべての MacBook Pro モデルにお勧めします。

このアップデートを使用するには、Mac OS X 10.4.9 以降が必要です。

あと、iMacが新しくなったり、Mac miniもCPU が変わったのよね。それからdot-Macも随分変わったらしいんだけれど、それについては次回に廻すことにする。


のんびりしたというか、ぐったりバテたというか。