追記:アップデータによりCaptyTV universalはLeopardでテレビ視聴に対応した

先日、TVチューナー兼キャプチャボックスを購入したことを記事にした。来たる地上波デジタル放送時代を睨む。地上波デジタルの技術そのものは立派なのかも知れないが、「B-CASカード」なるものの胡散臭さに数歩引いている状態だ。自宅の14年もののトリニトロンはそろそろ寿命であるけれども、新しいテレビを選ぶ気が起こらない最大の理由は、地デジのシステムの胡散臭さだ。私はアナログ放送が停波になるとは思わない。なったにせよ、その頃に地デジの地位がどのようになっているか、現在のアナログ放送の立場をそのまま引き継ぐことができるかどうか疑問だ。子どもたちは楽しそうにユーチューブで検索した動画を見ている。著作権云々というが、メディアは何であれ、要は有効な形で広告が入れば良いわけで、寧ろインターネットを経由した方が柔軟に扱えるだろう。また、コピーによる著作権侵害の対策にずいぶん熱心だが、圧倒的多数の視聴者は著作権を保護の意識を持っているはずだ。

こういったインターネットによる画像配信の大きな可能性と、検索による効果は「こじまよしお」の爆発的なブレークで証明できたのではないか。

ところで、私の書斎にもテレビのアンテナ端子があり、8ミリビデオテープのデジタル化のために購入したキャプチャボックス経由でテレビを視聴することができる。PIXCELA社のCapty TV universalと云う製品である。

本体をアンテナ、電源と繋ぎ、USB2.0経由でパソコンと接続する。必要なソフトウエアをインストールすると、テレビを見られる。放送の録画もできる。ハードウエアエンコードでパソコンのCPUに負担が少ないと云うふれ込みだが、結構なCPUパワーを消費する。PowerBookG4/667で視聴はできるが、録画は無理だ。iMacで使っているときは順調だったのだが、MacBookProに繋ぐようになって、StationTVと云うソフトウエアが調子が悪く番組表が表示できなくなった。すると、テレビ番組の予約録画もできない。私の設定が拙い所為に違いない。

で、これがLeopardに対応していない。StationTVが起動してデバイスの確認を始めたきり、その先に進まない。デバイスを繋いでいなければ、ソフトウエアは起ち上がるので、既に録画されている番組を視ることはできるが、今やっている番組を視たり、録画したりできない。

困ったものである。ピクセラ社がこれに対して何一つ対応していないか、と云うとそうではない。11月9日付で「Leopard対応についてのお知らせ」が出ている。曰く、弊社製品の対応可否につき、現在確認作業を行っております。とりあえず動くかどうかの告知が何故出来ないか。動かないものに対して、今後対応する予定があるかどうかの告知を何故しないのか。これはひどい対応だと私は思う。今日もヨドバシの店頭で、思わずピクセラ社の製品を手に取る気の毒な人がいるかも知れないじゃない。

しかし、こういったいい加減さは、マックに関しては慢性的にあるのかも知れない。以前に私はシマンテックに偉く腹を立てた覚えがある。未だに腹立たしく思っている。

まぁ、しかし、かのマイクロソフトでも月に一度ずつ不都合を発表するのがパソコンの世の中だし、ピクセラがすぐにレスポンスできなくても仕方がないのかも知れない。つうか、こういう道具は買う前にウエブサイトのサポートページを見るべきだな。

大変どたばたしている。あんまり難しいこと言っても、すぐには対応できそうにない雰囲気がにじみ出ている。気象や地震など、命に関わるような情報が伝わるかどうか、と云うような意識はぜんぜん無さそうなので、暢気だと思う。

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雑感
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