先日来、バックアップ用のドライブを手に入れねばと気にしていた。MacBookProが不審な動作を見せているため、早々に内蔵HDDの複製を作って置いた方がよいと考えた。MacBookProは仕事のための様々な設定やらアプリケーション、そしてデータが入っているから、内蔵HDDが吹っ飛んだりすると大変困る。また、内蔵ドライブから起動できなくなった時のため、起動可能な外付けドライブを用意しておきたいと云う希望もある。

ちょっと思い出すと、ブートキャンプをインストールするときに余っていた3.5インチ160GBドライブにバックアップを作った。この160GB3.5インチドライブは専属のケースがない。バックアップの時は急遽別の外付けドライブを分解し、ケースを拝借したのだ。恐らく今でも起動可能なはずだが、わざわざそのために3.5インチ用ケースを買うのはちょっともったいない。MacBookProの機動性を考えると、外付けドライブは2.5インチHDDのバスパワー駆動がよいだろう。実は2.5インチドライブ用のケースなら持っている。しかも、起動可能なFirewireのもの。つまり、余っているのが3.5インチドライブと2.5インチ用ケース。なんか、互い違いだ。

月に二回ある東大阪の仕事が、予定より三十分ほど早めに終わったので、普段は鶴橋で近鉄線から千日前線に乗り換えて野田阪神まで行くところだが、今日は日本橋で降りた。取り敢えず、2.5インチのバルクHDDを物色する予定である。見つけたら直ちに買う積もりでいた。

近鉄日本橋駅で降りては見たものの、私は滅多に日本橋の電気街に来ることがないので、何所をどう歩いて良いかわからない。取り敢えず、それらしい出口から地上に出たが、電気屋のカンバンが見あたらない。とにかく、大きなビルのある方向に向かって歩き始めた。なんだか不案内な街だ。

ようやくそれらしい一角を見つけて、ビルの中に入った。パーツの売り場を見て回る。内蔵HDDはシリアルATA規格が今後の主流になると思うが、私の持っているドライブケースがIDE規格のものなので、そちらを選んだ。三軒目に入ったソフマップで日立製160GB、ATA2.5インチが9500円ほど。例えば、ヨドバシの通販で箱入りの同等品の価格はポイント還元を考慮しても20000円程度。秋葉館等の通販でもおよそ12000-13000円プラス送料であるから、まずまずの買い物だったと思う。日立には拘っていない。むしろ、日立・IBMは今までに何台か壊しているので、選択の余地があったら避ける積もりでいた。

パーツ売り場の直下の階がMac関連の売り場で、平日の昼間で人気の少ない一角にMacBookAirが陳列されていた。薄っぺらいけれども、しっかりした印象。電源が入っていたので、トラックパッドをちょいといじったり、蓋の開け閉めをしてみたり。想像していた通り。私には洋風のお菓子のような印象だ。ちょいと高いと思うが、大変良いんじゃないか。中身は知らぬが、外回りの出来はかなり良いと思った。あと半年もしたら、ミドリ電気のパソコン売り場は「見た目」MacBookAirもどきがズラリと並ぶに違いない。今だって、何となく白くて透明な素材をあしらった、iMacのフォロワーがあふれている。MacBookAirの本質は、フルサイズのキーボード、ドライブレスに、つるりとした裏側と思うが、そういう割り切りは日本のメーカーには無理だろう。

家にかえって、新しいドライブをFirewireのケースに収めてみた。SlimCarrier GXM-25NFという製品だが、結論からいうと、動作はするものの、160GBとは認識されない。つまり、ドライブケースがBigDriveに対応していない。HDDを購入する前に、ネットでSlimCarrierのBigDrive対応について調べたが、明確な情報が得られなかった。対応していないと書いていないから対応しているのかも知れないと淡い期待を抱いていたが、そもそもこのケースを手に入れた2003年に、120GBを越える2.5インチドライブそのものが無かったに違いない。

MacBookProの内蔵HDDは、BootCampパーティションを切って居ることから、バックアップが必要な容量は120GBほどだから、実用上はBigDriveに対応していなくても余り問題はないが、やはりちょっともったいなく感じる。職場からの帰りに、BigDrive対応のインターフェイスを探しにヤマダ電器に寄った。そこで見つけたのが、GW2.5AI-U2というUSB2.0のインターフェイス。「玄人志向」とのこと。Firewireが希望だったのだが、ヤマダ電器にはFirewire接続の2.5インチケースの在庫がなかった。1000円足らずの値段が魅力的だった。というか、対応OSにMacの記載がないので少々不安だったが、全く問題なく動作しているようだ。

結局、この新しいドライブは、TimeMachineのバックアップ用外付けドライブに指定した。

なんだか良くわからないが、バックアップをOSに任せてしまえるのは、大変楽でよい。但し、意図したようなバックアップが取れているかどうか、バックアップソフトを使っているといつも不安に感じる。

分類
Mac
URL
http://www.oyakonews.com/oyanews/homep/HP2008/HP080218.html