このページのもくじ

  1. 私の立場
  2. ウエブサイト作製の動機付け
  3. このページの趣旨
  4. ウエブサイト作製ガイド・もくじ
  5. 更新履歴
  6. ご案内・関連ページ

私の立場

取りあえず、ウエブサイトをもちたいが、なにやら難しそうだ、と、考えている人を、比較的安直に手助け出来るのではないか、と思い、まとめ始めましたが、自分の知識、理解の不正確さを再認識することになり、自分自身にとって大変勉強になっています。

ウェブサイト作製にはルールがある

私は、個人的興味でウエブサイトを運営しており、ウエブサイト作製のオーソリティではありません。私がここに書くことのほとんどは、誰かがどこかで書いていることの受け売りです。(多くの場合、私流の解釈がいくらか加わっていると思います)ウエブサイト作製に関するルールは、W3Cという組織が取り決めた仕様書と勧告に書いてあります(内田らによる日本語訳はこちら)。そこにそうしろ、と書いてあることは正しく、そこに書いていないことは正しくないと、私は思っていますが、その勧告そのものを、私は熱心に勉強していません。その代わり、いくつかの大変分かりやすく作られたサイトや、書籍で一応の知識を得ながら、ウエブ作製に取り組んでいます。私は自分の知識が十分ではないことを自覚している積もりですので、おやこニュースのHTMLは、自分の知識の範囲で使用し、分からないことは調べて、誤りに気付いたら直すという原則に基づいています。

ウエブサイト作製の動機付け

入門書に騙される

ウエブサイトを作ろうと思い立ったとき、私はほとんど何の知識も持たず、どれほど苦労が多いものかも知らず、いい加減な「ホームページ作製入門書」を眺め、当初はPageMill、後にDreamWeaverというソフトに任せきりで(Dreamweaverは現在も使い続けています)ホームページ作製に取り組みました。ホームページ作製入門書には、「こうすれば、こんなことも出来ます」、という調子で書いてあります。パソコンをいじった経験のある人が、入門書を読みながらオーサリングソフトを使えば、かなり凝った「ホームページ」を、比較的簡単に作ることが出来ます。しかし、ルールを理解せずに使うテクニックは、要するに、「裏技」です。凝るほどに、そのホームページはルールから外れていきます。ルール(HTML)は互換性や普遍性を保つためにあり、作製者の意図を正しく伝えるために、もっとも効率の良い方法の目安を提供します。

ウエブサイトを継続していくためには、モチベーションが必要です。自分のサイトが何のためにあるのかを問い直すとき、求められるものは、決して刹那的な見栄ではなく、伝える情報の質と、それを正しく伝える手段であることに気が付くでしょう。外観に凝るほどに、作製者の伝えたい情報は希釈され、過剰な飾りは、情報伝達の邪魔をします。

ウエブオーサリングソフトの問題点

ウエブオーサリングソフト(ほーむぺーじ作成ソフト、DreamweaverやHompepageビルダーなどなど)は実に偉大です。パソコンを使うための常識をいくらか身につけていれば、ほーむぺーじを作れます。これは本当です。しかし、私は断言しますが、HTMLの基本的知識は絶対に必要です。そして、凝ったことさえしなければ、覚えなくてはならないルールはごく僅かです。

私が、HTML自体の知識を持たずに作業を続けた2年間に渡り、自分が作り出すページが如何に宜しくないものであるか、そして、そのことが閲覧者、作成者ともに不利益を生んでいる気付きませんでした。入門書のTipを参考に、ソフトウエアのデザインビューのみを使って作られるウエブサイトは、極めて限られた環境で、自分の意図通りの表示になりますが、多くの閲覧者はそれぞれ独自の閲覧環境をもっています。 マックで作業している私は、自分のパソコン(勿論マック)の画面にレイアウトされているウエブサイトの画面をアップロードしている積もりでおり、違ったパソコンでは全く異なったレイアウトに見えることがあるという認識がありませんでした。ウインドウズで表示が幾分異なっていることにうすうす感づいていましたが、それは作業するOSの違いに依るもので、仕方がないものと思っていたのです。

そもレイアウトとは?

そもそも、自分の意図通りの表示とは、何なのでしょう?ウエブページの体裁について、作者の意図に何か意味があるのでしょうか?自分のパソコン画面のブラウザウインドウ上の表示は幻想です。当てにしてはいけません。レイアウトで意図が伝わったつもりになっているとしたら、それは単なる思いこみでしかありません。

間違ったレイアウト法とは

以前勤めていた職場の秘書は、ワープロの使い方を理解していない人でした。ある日ボスから、書類の左側の余白を少し大きめに取るように云われて、文書の始めから終わりまで、全ての行の左側に、スペースを二つずつ打ち込んでいったのです。確かに、画面上、あるいは印刷上はスペース二つ分、左側に余白が出来ます。しかし、そのような文書はプリンターに対する互換性が保てません。また、文書中に誤りが見つかって、途中一カ所修正すると、それから先の余白(スペース二つ)はきれいにずれます。入れたスペースを消して、改めて入れ直しです。出来上がった書類を見たボスが、あと5ミリ分、余白を広くしたいと云えば、また全ての行のスペース入れ直して行くわけです。

書式はスタイルシートで

勿論、ワープロで余白の設定は、文書や段落の書式設定で、マージンを設定すればよいはずです。ワープロの使い方を知っている人は、文書の中にスペースを入れることはほとんど無いでしょう。そのような人にとって、彼女が作ったスペースだらけのワープロ書類は、全く使い物にならないわけです。多くのHTML入門書に書いてある、ホームページのレイアウト法は、ワープロ文書にスペースを入れる、彼女のやり方にかなり似ています。ワープロの書式設定は、ウエブサイト作製では、スタイルシートに任されている部分です。

HTMLソースを理解する

私は、偶然にいくつかのHTML解説サイトに出会い、HTMLはレイアウトするための言語ではないことを知りました。また、サイトの閲覧者はさまざまな環境でウエブサイトを閲覧しており、自分が意図した通りのレイアウトを見ている人はほとんど居ないことに気が付いたのです。この頃から、私はようやく自分のサイトのHTMLソースを意識し始め、Dreamweaverをデザインビューとコードビューの併用で使うようになりました。

私は、おやこニュースのHTMLから、レイアウトに関する記述を全て外すことにしました。すると、覚えなくてはならないHTMLのルールは、かなり単純で簡単な物になります。そして自分なりのデザインを取り入れるために、CSSを利用することにしたのです。おやこニュースの修正作業は今もって進行中ですが。ここいらの経緯はゴタクインデックスの「ウエブ作製」辺りを読んで頂けたらと思います。

このページの趣旨

私も未だに、悩みながら作業しているのですが、自分でウエブサイトを作ってみようと思った方に、取りあえず間違いが少ないウエブサイトを作る手助けをしようというのが、このページの趣旨であります。いわゆるホームページ作製ソフトは、初心者にとっては力強い味方のように思うかも知れませんが、HTMLを理解せずにソフトに頼ることは大変良くありません。将来、必ず大きな修正を迫られることになります。取りあえず、この程度は分かっていた方がいいという程度、作製ソフトが作るHTMLの概要を理解し、不必要な記述を修正出来るくらいの知識を提供できたら、と思っています。

ただでさえ、訪問者が少ないサイトですので、誰かの助けになるとは思いにくいのです。そして、実際に自分の知識を説明しようとすることは、自分の理解が如何にいい加減なものであるかを自覚するための大きな手助けになっています。取りあえず、現在の知識をまとめておりますが、まとめて行く過程で次々に沸いてくる疑問を解決しながら書き進めたために、おやこニュースの実態と幾分食い違う点があると思います。

結局は自分のための覚え書きとして、まとめて行くことになりました。


ウエブサイト作成ガイド・もくじ

  1. はじめに
  2. 割と正しいHTMLを記載する方法
  3. スタイルシート
  4. テーブルをマスターする
  5. 画像を使用する
  6. おまけ
  7. ドリームウィーバーの使い方
  8. ブラウザ設定とユーザースタイルシート

更新履歴


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