このページのもくじ

  1. 電話機をなんとかせねばなるまい
  2. ギガビットLANを組む
  3. ヨドバシカタログ
  4. セットアップす
  5. 近況など
  6. コピペレポート

さて、話はどこまで進んでいたか。

電話機をなんとかせねばなるまい

そう、イオに申し込んだところまでだった。その後、BayCommunications(ケーブルTV)とも連絡を取り、現在と同じサービスをそのまま移転してもらうことにした。移設は引っ越し当日。それからNTTにも移転を依頼し、これも引っ越し当日の夕方に工事の予定を入れた。NTTの方は、近所の引っ越し故電話番号が変わらない。

電話機はモジュラージャックの都合上、居間に置いてあるが、我が家は騒々しいから通話の時は子機をもって別の部屋に退避する必要がある。そうでなければ、子供たちに怒鳴りつけて黙らせる。(黙ってくれない)。二年ほど前から使っているシャープの電話機は子機の調子が悪い。と言うか、何度か叩いてたまに通じることがある。ほとんど通じないから大変困っている。子機のみ買うことが出来るはずだが、割高である。新居は三階建てゆえ、コードレスの子機は必須であろう。新しく購入することにした。

近頃の電話機は、いろいろな余計なボタンがずらりと並んでいてうっとうしい。一見、携帯電話風に見えるのが商売上好都合なのだろう。妙に丸っこくて不必要に小さいのも困りものだ。特に、スピーカー部分が小さい。耳をどこに当てたらよく聞こえるのか分からない。あごと肩の間に挟む様な使い方も困難だ。別に鞄やポケットに入れて持ち歩くわけでもない。使いやすい大きさと形があると思う。十数年前、米国で使っていたパナソニック製のコードレス電話は大変使いやすかった。

わたしは留守番電話が嫌いだ。メッセージを残すのは苦痛だ。電話機は多機能である必要はなく、せいぜい保留と再ダイアルがあればよい。マニュアルを読むことが面倒ゆえ、直感的に理解できないボタンは触る気にならない。電話番号の登録さえしていない。

今更固定式電話に凝る人もいないだろう。電話にごてごてと付けるのはやめろ、と声を大にして言う。シンプルで手頃で使いやすい電話機は店頭には見つけ難い。結局、パナソニック製のコードレス電話(親機、子機ともにコードレス)を選んだ。最も角張っていて重量感があった。

ギガビットLANを組む

イオネットから電話連絡があり、ケーブルの引き込み工事は引っ越し当日の午後に決まった。とりあえず、引っ越し先でオフラインになる心配は不要となった。

光ファイバは二階の居間に引き込んでそこからルーターで分配する。各部屋にギガビット対応(カテゴリ6)ケーブルの配線を設計段階に組み込んだ。わざわざケーブルを引かずとも、安直に無線LANで済ませても良さそうだが、現在使用中の機器で無線LANに対応しているのはiMacのみ。他は無線化のために追加投資が必要となる(マック用の周辺機器は大変割高である)。また、セキュリティの話はわたしにはよく分からないが、電波をとばすことに対する漠然とした不安感がある。また無線はいくらでも後付出来るが、有線LANを後付で工事するのはかなり大変だろうと思う。

個人の住宅にギガビットのネットワークがあるというのはかなり珍しいのではないか。実際にはイオの宅内配線はベストエフォートで100Mだから、リモートサーバーとの接続に関してギガビットの意味は無い。特に何をやりたいということもないのだが、ちょっと前に職場で導入したギガビット対応ネットワークハードディスクが途中に入るハブやらケーブルなどが1000BaseTに対応していないために速さを活かせなかったことが教訓となった。今回は白紙からネットワークを組むことになり、ローカルネットワークはギガビットに拘った。それで何が出来るか分からない。将来子供たちがそれぞれの情報機器を使うようになったときや、もっと先に、誰かが自宅でオフィスを構えるようなときに役に立つかもしれない。今でもiTunesのライブラリの共有などをしている。。

そのための準備として、二つの物を手に入れた。一つは、ギガビット対応のルータ、もう一つはPowerMacG4の1000BASE-Tのインターフェイスである。

ヨドバシカタログ

さて、ヨドバシドットコムが果たして本当に他店比お得かどうかは、いつかじっくり検証したいとおもうが、いろいろな情報を集めるのに「とりあえずヨドバシを眺める」ことをわたしは良くやる。だいたい網羅しているし、メーカーのサイトへのリンクが便利だ。

ギガビット対応の有線ルータは三つほど候補に挙がる。

適当な値段で候補に上がった1000BASE-T対応ルータ
メーカー 品名 ヨドバシ価格・ポイント 備考
コレガ CG-BARPROG \19,800・18% イオ光ネットに対応を明記
アイオーデータ ETG-R \18,800・15% 対応OSにMacOSXを明記
プラネックス BRL-04GP \16,800・10% WAN側は100BASE-TX

ヨドバシドットコムで見比べて「もっと詳しい情報」のリンクでその製品のウエブページにジャンプするが、スペック情報を理解する知識が足りない。WANとLAN双方が1000BASE-Tに対応し、マックOSに対応を明記しているアイオーデータ製にするつもりで店に出向いた。わたしは今までヨドバシの通販を使ったのは一度だけで(α7-Digitalを購入したとき)、実際に店に出向いて買い物をすることが多い。品揃えがよいので、実物を手に取ってみることが出来るのはメリットだ。また、マック関連の売り場もまぁまぁ充実している。

店頭で空き箱を眺めていて気が変わったというか、心が動いた。コレガの箱にもマック対応と書いてある。(箱は既に手元に無いのだが、書いてあったはずだ)ついうっかりと、コレガを選んでレジに持って行った。

今回はPowerMacG4用の1000BASE-T対応LANインターフェイスも手に入れるつもりで居た。USBに繋げるタイプとPCIバスに装着するタイプから選ぶことになるが、コスト面ではPCI用のボードが有利。私が探したころ、Macに対応を表明しているのがMathey MPNET-01GBと言う製品一つだけだった。PowerMacG3/G4に対応。OSX10.4以降には標準のドライバで対応しているとのこと。最近登場しているマックは1000BASE-Tを標準で装備しているから、周辺機器として提供すること自体に余り意味がない。本製品のターゲットは極めて限られたマニアックな人々ということになるだろう。

結局、ヨドバシの店頭では見つけることが出来ず、念のためソフマップ梅田にも行ってみたが見つからず、通販で購入することにした。ヨドバシドットコムよりKitCutの方が安かったので、そちらから購入した。ついでに、iMac用の増設メモリ(1GB)も購入。アクティビティモニタを見ると常時メモリをめいっぱい使い切り仮想メモリにアクセスしているようだったから、是非とも増設が必要と思っていたが、そのうちに値段が下がることを期待して待っていたのだが、しびれを切らした。KitCutは滋賀県にあるマックの専門店で、今までにも何度か通販で利用しているが、特にトラブルはなく満足している。

さて、ヨドバシの話。

ヨドバシの「ポイント還元商法」が買い手にどれほど得であるかを考えてみる。ポイント制度では売値に対してポイント(%)を設定し、次回以降に買い物をするときにポイント相当の金額を精算して支払う仕組み。ポイントは%で表示されるから、その分値引率に加算されるように思える。18%引きで販売している店と、20%のポイントを付けてくれる店ならどっちが得か。ポイントが貯まったから大きな買い物の時に使う、とか、貯めても仕方がないからどんどん使ってしまうとか、いろいろなやり方があると思う。

ポイントによる還元の場合、買い手にとってはいったん払って後で「還元」を受けると言うところがミソだ。払うからそれに伴って消費税も掛かる。また、次の支払いの時に差し引いてくれる金券を貰うようなものだが、金券はその店でのみ通用する。利用者がポイント分の金額を無利息で店に貸し付けているようなものだと言う意見を聞いたことがある。また、ポイントによる買い物にはポイントが付かないのがふつうであるらしい。ヨドバシの説明によると、

ゴールドポイントでのお支払い分は、ポイント還元の対象外です。また、お買い物金額の一部をゴールドポイントでお支払いされる場合で、複数の商品をご注文の場合は、各商品の販売価格の割合に応じて、ゴールドポイント利用数を自動的に配分させていただきます。

「お支払い分」と言う表現が微妙なのだが、ポイント使います、と言うとその買い物そのものに一切ポイントが付かなかったような気がするのだが、よく分からない。ポイント分を差し引いた金額には相当のポイントが還元されるのかもしれない。今度買い物するときに聞いてみることにする。

何しろ、ポイント還元率の高いものを還元ポイントで購入するのは大変損である。いろいろ買って、貯まったポイントでマック(ポイント還元率一律で5%)を買うというのがおすすめだ。

セットアップする

まず、コレガのルータをつないだ。今までのバッファロー製ルーターと同様、4ポートである。箱の中にはセットアップ用のCDロムが入っている。簡単ルータ設定というそのディスクに、マックで使える何かは一切入っていない。ウインドウズパソコンのインターネット接続設定を簡単に済ませるためのソフトが入っているようだ。そして、manualというフォルダにHTMLファイルが入っており、もちろんマックのブラウザでも開いて閲覧することが出来る。見ると、ウインドウズ用の簡単ルータ接続ソフトの使い方がOSのバージョンごとに説明されている。かなりがっくりくるわけだが、諦めずに読み進めるとウエブブラウザからルータにアクセスする方法が書いてある。すなわち、ブラウザのアドレス欄にルータのIPアドレスを入れ、ユーザー名とパスワードを入力して設定画面にアクセスするためのアドレスとユーザー名、およびパスワードが見つかった。つまり、コレガのCG-BARPROGのパッケージはマックユーザーに対する配慮が皆無である。

一方でコレガのウエブサイトにはマニュアルダウンロードのページがある。ルータの設定が出来ずにネットにつながらなかった場合、そのダウンロードページにもアクセス出来ないわけだ。どうしてマニュアルのpdfファイルをセットアップCD-ROMに掲載しないのか分からない。

ついでに、CoregaのブロードバンドルータCG-BARPROGは7月28日付けでファームウエアのアップデータが出ている(デフォルトのバージョンは1.30で新バージョンは1.50)。これにはマック向けのファームウエアのインストーラも用意されている。ダウンロードすると解凍されてディスクイメージファイルとなるが、何かが壊れているらしくマウントできない。

ギガビット対応のブロードバンドルーターは、今のところ働いている。なんか少し速いような気がする。たまに繋がらないような、妙な感じの時がある。それから東芝のハードディスクレコーダーが繋がらなくなった。詳細は不明。そのうちにマニュアル読んで何とかするつもり。

それから、mathey GigaNet PCIのインストール。もうこれ以上のアップグレードはやらないつもりで居たのだが、久しぶりにPowerMacG4-400のケースを開いた。4つのPCIスロットはの内すでに3つが塞がっている。電源を落とし、いったんすべてのボードを外して、掃除機でマザーボード上の埃を取り除いた。それから慎重にPCIボードを挿し直していった。一番上はビデオボード(RADEON9200)、一番下がATA133カード(AEC-6280M)、残り二つにUSB2.0インターフェイスとEthernetカードを差し込んでケースを閉じた。 システム環境設定からネットワークの設定を選び、「PCI Ethernet スロット2」を選んでやると、特別に難しいこともなく繋がった。

最後に、iMacのメモリの増設。これが最も手強かったことを告白しておく。本体の下面にメモリスロットのふたがあり、普通のプラスドライバで外すことが出来る。なにやら、とても簡単そうなのだ。ハードルが低い感じで油断していた。当たり前のことだが、十分に情報を集めて、良く読んで理解してから始めること。わたしの認識は、iMacをテーブルにタオルなどを敷いてその上に伏せて置いて、ふたを外してメモリを差し込めばよい、という程度だった。作業に取りかかると、どうにもスタンドがじゃまである。

まずは、こういった資料にじっくりと目を通してから始めることをおすすめする。実は、最初はマックをシャットダウンして、電源を含めてケーブルを外さずに取りかかっていた。メモリを押し込んで、起動させたのだが、スリープインジゲータの白いランプが激しく点滅し、起動しない。メモリの問題と直感し、何度か差し直すが状況は変わらず起動しない。これはやばいと思い、最初の状況に戻すと起動したので、これはもしかしたらメモリそのものの不良かもしれないと思い、KitCutの連絡先を調べて電話を掛けようと思いつつ、一応アップルのサポートページを調べてみた。引っ越しの荷造りで、iMacの取扱い説明書などが段ボール箱に収まってしまい、資料に十分アクセスできなかったことは言い訳にはならないだろう。上記ページにアクセスして良く読んだ。メモリの規格は間違っていない。いろいろと恐ろしいことが書いてある。

そういえば、カチッという小さな音を聞いていない。押し込み方が足りないのかもしれない。改めて押し込み直すと、無事に起動した。メモリも2GB認識されている。ふぅ。電話しなくて良かった。とんだ恥をかいて、迷惑を掛けるところだった。ところで、DIMM取り出しクリップの構造は一考の要がある。なかなか上手に収まらずに苦労した。収まりが悪いとふたが閉められない。

それにしても、久しぶりに緊張した。

近況など

引っ越しねたそのものが近況といえばその通り。

この頃、パワーブックがとても調子よい。もしかすると、トラックパッドが壊れて以来調子がよい。トラブルの原因はこれだったのかも知れない。

引っ越し荷物に納めるためにCDを箱詰めした。ついでにいくつかiTunesに取り込んでいたら、外付けのDVDマルチドライブ(Logitec LDH-HA165FU2/M)から異音がして、それっきりになってしまった。電源は入る、しかし読み込みが出来ないようだ。簡単に分解できるから、内蔵ドライブを購入して中身を入れ替えて使おうと思う。

女房がPowerMacのファンのノイズに文句を言い出した。女房がパソコンのことを気にするのは珍しい。とても電気を無駄使いしているように感じるらしい。引っ越し先にPowerMacの19インチモニタを置くスペースが確保できそうにない。これが本当に最後のアップグレードで、液晶モニタを購入することになると思う。19インチCRTモニタ(三菱製RDF19IS)希望者が居たら譲りますが、いかが?

今のところ、PowerMacは子ども部屋に置かれている。子供たちはかなり勝手気ままに使っている。とくに、小学3年の三女がYOU TUBEに興味津々だ。ちょっと問題あり。制限が必要だと思う。制限しよう。新居では当面、子供部屋にパソコンを置くつもりはない。

自宅ではFirefoxの2.0RCを英語版をダウンロードして使い始めた。ショートカットキーがちょっと変な感じがする。しかしそれ以外は特に気になることはない。

コピペレポート

レポートの提出期限はいつまで、というような話に、しばしば「パソコンは使って良いですか?」という質問が付いてくる。「ダメです。手書きしてください」でも良いし、「あ、別にどうでも良いですよ」も良い。さて。

パソコンを使って良いか悪いか。

私はレポートにパソコンを利用することは構わないと思う。パソコンによってレポート作成が大幅に省力化されるなら、学生の学習の能率は上がる。レポートの質が高まる。印刷イメージは手書きよりも遥かに読みやすい筈で、評価する側も楽になる。また字の上手下手による先入観が除外されるから、公平な評価もし易い。

逆に、パソコンを使うデメリットとして、字を忘れること。そして、手書きをするトレーニングを受ける機会を失うことが上げられると思う。手書きという道具を使いこなすトレーニングもまた必要なのだ。また、パソコンを利用する際に、使うソフトの枠に嵌められる危惧を持つ。手書きすればなんと言うこともないのに、パソコン(実際はそのソフト)で出来ることだけやって、出来ないことはやらないというようなことになったら、本末転倒だ。パソコン利用のスキルがレポート内容に影響するのは学習内容を評価する趣旨から問題がある。

レポートは中身が重要だ。作者の思考過程が読み取れることが必要だ。書く側としては、読み手に理解させることを意識して書くべきだ。それに関して、パソコン利用は何ら関係がないはずだ。

パソコンは省力化のために使う。学生が省力化を間違った方向に用いることを危惧するから、教官はキンシしようとするらしい。さまざまな理由でレポートの締め切り期限に間に合わなくなり、とりあえずレポートをでっち上げる道具としてパソコンを利用可能だ。要するに、誰かにファイルをコピーさせて貰って適当に編集すると、内容は分かっていないにせよ、とにかくそれらしいレポートを作ることが出来る。他人のレポートを理解せずに丸写しすることは無意味であるが、かつてより学生達が利用していたテクニックであり、何もパソコンの弊害とは言えない。手書きで書き写すならOKと云うわけではないだろう。「コピペ禁止」はただのお題目で、現実には実行不可能だ。

教官はレポートを読んで評価を下す。オリジナリティはレポート評価の大きなポイントであるから、コピペは著しく評価を下げると警告すればよい。パソコン利用が時代の流れであるなら、レポートのスタイルも「紙に印刷して綴じて提出」に代わり、オンラインでファイルを提出させることになるだろう。適正な評価がし易いように、レポートの投稿規定も書式などを細かく指定し、さらに、出そろったレポートファイル相互の類似点を評価し、オンライン上のリソースとの類似も見つけ出すような「オリジナリティ評価ソフトウエア」が近い将来開発されるに違いない。

昔は無かったもの(パソコンにインターネット、検索エンジン)が今はあって、手軽に利用可能なのだ。教官側もそれに対応するように努力するべきだろう。


また、書類作成の季節だ。