このページのもくじ

  1. ドットマックという厄介なもの
  2. 内蔵型DVD-ROM/CD-RWドライブを手に入れた
  3. YosemiteG4のドライブ入れ替え
  4. 居間に置かれたPowerMacG4
  5. iMacEFI ファームウェア・アップデート

家庭が円満だと、更新が滞るらしいです。

ドットマックという厄介なもの

家と職場でデータを共有したいと思うことがある。きょうびはUSBのメモリという大変便利なものがあり、ちょっとデータを運ぶにすぐれた道具と思うが、私のような仕事をしていると、データのセキュリティは大変重要で、データが一個漏れただけで大騒ぎになり、表沙汰になると、間違いなく新聞ネタにされるだろう。一個のメモリを失ったり、持ち歩いているパソコンを盗まれたり、あるいは職場で盗難にあったり、大変危険な橋を渡っている。実際にデータが外部に漏れてしまった場合に、どの程度まで注意深くしていると責任を回避できるのか分からない。もう一つの問題点は、バージョンの管理だ。いい加減にやっていると、最新のバージョンかどれなのか判然としなくなり非常に拙い。

.Mac(ドットマック;アップル社がユーザーに提供している有料サービスのひとつ)にはiDiskというサービスが付随している。要するに外部サーバー上に1GB分のデータを保存できるのだが、このサービスがマックOSとことさら親和性が高いように配慮されている。ファインダウインドウのサイドバーにiDiskアイコンを表示させて、まるでUSBかFirewire経由で外部ドライブを操作するようにiDiskにアクセスしてファインダの操作ができるような錯覚を覚える(インターネットに繋がっているとき)。

記憶メディアの管理というセキュリティ上の責任をドットマックのような外部のサーバーに依存できれば大変楽だ。セキュリティ上の問題のみならず、データの出し入れがもたらすバージョンのブレの問題や、さて、始めようと思ったときに手許に無いために仕事にならない、とか、そういった状況を回避できる。はずである。

実際にアップルも「フラッシュメモリ vs iDisk」という記事の中でインターネット上のデータ保管の優位性を強調していて、

USB フラッシュメモリより、iDiskを使う。これが賢い学生生活を送るための「常識」というわけ!

などと宣伝している。私もそう思う。ただし、リモートサーバーがまともに働いてくれたらのはなし。

職場で一台、自宅で二台、都合3台のマックを管理しているけれど、いろいろなデータを同期させることはとても役に立つはずで、実際、.macを使い始めた最大の動機はiCal(OSXに付いてくるアップル製の情報管理-カレンダソフト)のデータを自宅と職場で同期させたいからである。ブラウザのブックマークを共有させることも出来るが、これはサファリ以外のブラウザはお呼びでないらしい。ウエブページのお気に入りの管理はソーシャルブックマークサービスを利用すれば、サファリを使うよりずっと便利と思う。.Macを使えばメールデータも共有できるらしいが、私は仕事を家庭に持ち込みたくない。

iDiskは大変遅いと思う。一見、OSが管理する外部ドライブのように見えるiDiskなのだが、いくつか制約があるようで、私が常用しているバックアップソフト「TriBackup3」ではうまく働かない。ファインダ上のコピー操作も遅すぎる。また、ファイルのコピー操作を行うと、ファイル作成日が情報として残らず、変更日がコピー操作した日時に変わるためファイルのバージョン管理が困難になる。いらいらさせられることばかりで、使うのを諦めた。

結局、iCal以外はほとんど役に立っていないようだ。

Backup3(.Macのオマケに付いてくるアップル製のバックアップソフト)は毎日決まった時間になると何かをバックアップし始める。何かをバックアップするように設定したのはもうずいぶん昔の話だし、何だったかなぁ。バックアップを取るばっかりで、復元が必要な状況にならないとバックアップソフトのありがたさは理解しにくい。というか、来年は止めちまうサービスにいくら熱心にバックアップとっても仕方がない気がする。

すばらしいと思う。こんなことが出来たらいいな、と思うことのいくつかが出来る。こんなことも出来たらいいなと思うことのいくつかは出来ない。しかしこいつの一番の問題点は、年間で9800円というくそ高いお値段だ。要するにお布施なのだが、どうしたものだろう。サクラのレンタルサーバーが年額で1500円だったと思う。較べちゃいけないのか?なぜ?私は、他にもいろいろとアップルさんには貢いでいる。OSとかiLifeとか、iWorksとか、いろいろ。ちょっとな。

アップルコンピュータそのものは、この世にある限り使い続けようかなぁ、程度には思っている。無くなりませんように、と念じている。しかし、ドットマックは今年限りという気分でいる。来年も使い続けようという気が起こらないから、せっかくの.macのメールアドレスを使う気にならない。それ以外もいろいろ使いこなしてみようという気にならない。言い訳としてはそういうことだ。

以前にもどこかに書いたと思うが、.Macの有用性を私は認めている。サーバーの管理などにコストがかかることも致し方ない。しかし、OSXの機能の一部は,Macの利用を前提としている訳で、.Macの最低限の機能はOSのオマケとしてQuickTimeのように無償で提供するべきではないかと思う。有用性を認めて、もっと使ってみたいと思う人に有料のサービスを用意したらよい。

もうちょっと熱心に使い込めば、もっとまともなレビューみたいなことも書けるのだろう。何しろ、ほとんど使っていない。使う気になって購入して、結局思い通りにならずにがっかりしたという状況なのだ。私が間違っているのか?

内蔵型DVD-ROM/CD-RWドライブを手に入れた

内蔵型のDVD/CD-RWドライブ(いわゆるコンボドライブ)を手に入れた。BuffaloのCD-RW/DVD-ROM(内蔵ATAPI接続)のもの。型番はCRWD-48FBとある。4年あまりアメリカで生活した知人が出発直前に手に入れたDELLのノートパソコンのデータに不安を感じてバックアップを取ろうとした。時間経過を正確に覚えていないが、彼の後任が私にクワガタをくれたの芽2002年の春先だから、5年近く前に購入したノートパソコンということだ。出かけるときにはWindows2000あたりがインストールされていたはずだが、いつの間にかXPになっていた。当時、ノートを手に入れたのだから機内持ち込み荷物として持っていくのだろうと思っていたら、なぜか彼はそれを船便に入れて送ったので不可解と感じた覚えがある。彼らしいといえばその通りなのだが。

5年前にCD-Rは既に一般的だったと思うが、彼が手に入れたノートのドライブはCD-ROMを読み取るだけで、書き込みは出来ないらしい。内蔵HDDの容量もおそらく10か20GB程度と思う。彼のパソコンのことはよく分からない。バックアップに今更CD-RWを選ぼうとする根拠も不明だが、彼は米国でデータをCD-RWに焼いた経験があり、今回もそれでと思ったとのこと。彼は先にCD-RWメディアを購入し、それからヨドバシの店頭で、インターフェイスのことを気に留めずに「CD-RW」と明記してあるパッケージを探し、その中から他より幾分安いものを選んだようだ。結局、彼は間違えて、今やほとんど珍品の部類に入る内蔵型のDVD-ROM/CD-RWコンボドライブを買ってしまった。ヨドバシドットコムを見ると、今やDVDのスーパーマルチドライブの方が一般的で上位互換、しかも、価格的にも大差ないというか、むしろ安いかもしれない。単純にデータのバックアップであるなら、CDに較べてDVDの方が容量のことを考えても有利だろう。光学ドライブより外付けのHDDの方が楽で確実だろう。

加えて、問題はインターフェイスだ。5年前のdellのノートである。もしかするとUSB1.1かもしれない。ならば、まずUSB2.0インターフェイスを用意する方が先だろう。しかし、そのような話が彼に通じるかどうかさえはなはだ怪しい。

せっかく手に入れたドライブが役に立たないと気がついたものの、レシートなどを無くしたので、返品出来ないという。バックアップの方は、USBのメモリを新たに購入して、そちらにデータをコピーしたらしいのだが。行き場の無くなった内蔵ドライブを、私が引き受けることにした。彼は、どうせ役に立たないのだから無料でいい。というのだが、私はこれを役立てる算段がある。彼がそれに払った金額に見あう額を払うつもりでいた。6000円くらいでどう?と提案したのだが、彼は要らないと言い張る。そのとき、財布に4000円入っていたので、じゃこれで、というと、ようやく2000円だけ受け取ってくれた。

後でヨドバシ価格をみると、18%ポイント還元付きで8190円となっている。何しろ、DVD-ROMというものが今や極めて特殊で、ヨドバシにラインアップされているのはこれ一機種のみのようだ。というわけで、新品の内蔵DVD-ROM/CD-RWコンボドライブを格安で手に入れることが出来た。

YosemiteG4のドライブ入れ替え

ここから、手に入れた内蔵ドライブを使った話になるが、YosemiteボードのPowerMacG4あるいはB&WのG3で、これからアップグレードを考えている人(が居るとしたら)にはいくらか参考になる記事になると思う。ただし、私が使っているのはPowerMacG4の最初期型の400MHzのモデルで、M7631J/Aという製品番号が与えられているはず。今までやったいくつかのことは既に公開済みであるのでそちらを参照のこと

さて、ドライブの話。デフォルトの内蔵ドライブはATA33インターフェイスに10GBのHDDで、購入以来7年使い続けてトラブルフリーの現役である。これにOS9.2がインストールしてあるが、最新のOSをインストールするには容量が足りない。起動可能な外付けFWハードディスクドライブにOSをインストールすることも出来るが、外付けは邪魔になる。私は内蔵ドライブの増設とUltraATAインターフェイスのインストールに踏み切っている。いくつかのインターフェイスを同時に増設するPCIバス用の複合カードがあるので、これらを利用すると良いかもしれない。

G4の光学ドライブは元々大変騒々しい10倍速のCD-ROMが装着されていた。OSX10.4以降はDVDで供給されるため、インストールに内蔵のDVD-ROMドライブが必要となる。私はその点をクリアするために、(CD-mediaも希望者に供給されているがCDメディアを手に入れるのではなく)職場のPowerMacからDVD-ROMドライブを拝借するという力業を使ったのだ。黙って借りたのだが、それ以来借りっぱなしになっている。返さなくてはならない。

さらに、調子よく使っていた外付けDVDスーパーマルチドライブが壊れた。DVD-RAMは追記が簡単だから日頃のバックアップに有効なのだ。壊れたのはドライブの方でインターフェイスは生きているからドライブを買い直せばよい。そのようなことを考えているときに、DVD-ROM/CD-RWの内蔵ドライブが降って湧いたというわけ。

まず、手に入れたドライブを外付けのLogitec LDH-HA165FU2/Mのケースに入れてみた。インターフェイスの互換性や、故障の有無をチェックするためである。やってみると、問題なく動作した。つまり、外付けドライブに内蔵型のスーパーマルチドライブを入れ替えれば使えそうだと言うことを確認できた。次に、職場から借りっぱなしになっているDVD-ROMをPowerMacから引っ張り出して交換した。前面のプラスチックパネルを外すことが出来れば、あとは目前に見えるねじを二本外すだけで、キャリアに固定されたドライブを引き出すことが出来る。電源とATAのケーブルは力ずくで、サウンドケーブルは爪を押し込んでロックを外してから引き抜いて、あとはキャリアにドライブを固定するネジを4本外すだけ。装着はその逆をやればよい。

前面のパネルを外すのに少しコツが要る。まず側面のカバーを開いて、パネルを固定している爪を見つけて押し込むとロックが外れる。パネルに向かって右側の爪さえ外せば簡単に取り外すことが出来る。ま、よしんば割ってしまったとしても、見栄えが悪くなるだけで動作や取り付けには影響しない。

新しいドライブを入れたお陰で、私は職場にDVD-ROMドライブを返却することが出来る。それから、今後のOSのインストールも可能になって、DVDプレーヤー(アップル製のDVDビデオ視聴ソフト。動作には内蔵ドライブが必須である)が動作するようになった。それらがわずか2000円のコストで実現したので、満足。くわえて、壊れていたと思っていた外付けのスーパーマルチドライブがいつの間に直っていたことにも気がついた。引っ越しで動かしている間にどうかしたのか、それとも、元々壊れていなかったのか、良くわからないが、得をした気分。やれやれ。

内蔵HDDは、OSXのインストールのためにATA133インターフェイスを追加しIBMの80GBドライブを増設してある。OSに加えてiTunesとiPhotoのデータなどでほとんど容量に余裕が無くなり、増設を検討していた。拡張性の高さがPowerMacG4のウリである。ヤマダ電器で3.5インチ内蔵ドライブを物色したが、高い。下手をすると、同じ容量の外付けドライブより高い。バルクで事足りるのだが、ここいらの電器店では扱っていない。

結局、PowerMacの老い先も考えて、新しいドライブの購入は止めた。代わりに、手持ちの外付け80GBドライブから中身を抜き出してPowerMacG4の内蔵ドライブとして移植することにした。解体したのはLHD-E80-FU2というUSB2.0とFirewireのデュアルインターフェイスのLogitec製品。これもおそらく4年以上使っていると思う。容量はともかく、ファンのノイズが大変大きいことが難点。ドライブを初期化し、PowerMacの内蔵ドライブとして余生を送らせることにした。空になった入れ物は3.5インチのUltraATAドライブケースとして使える訳だが、起動ドライブに指定できないことに加えてBigDrive対応で無いため、137GBが容量の上限になる。五月蠅いし、今のところそのまま引退させるつもり。

居間に置かれたPowerMacG4

1999年のデビュー以来7年が過ぎた我が家のPowerMacG4は、いま最後のお勤めに大忙しだ。

新居の二階、居間の東向きの出窓に面した作りつけのデスクの下に真新しいCPUカート(Garage/Plus製)に載せられて押し込まれている。机の上には液晶モニタとキーボード、トラックボールが載っている。

今まで妻がメールのやり取りに使っていたが、最近は子どもたちも入れ替わり立ち替わり使っている。長女(中一)から三女(小三)まで、それぞれがメールアドレスをもっていて、メールのやり取りをしている。長女はクラスメートの何人かとメールアドレスを交換している。三女は親戚のおばさんや姉たちにメールを送りつける。

子どもたちはウエブブラウザでいろいろなサイトを見て回る。検索のやり方を知っていて、面白そうなサイトを幾つも見つけてくる。最初は百人一首のサイトを楽しんでいた。今はセキセイインコのサイトを見て喜んでいる。長女は宝塚のサイトがお気に入り、次女はWikiPediaで自主学習の資料集めを良くやる。子どもたちそれぞれにブックマークのフォルダを用意してあるのだが、個性豊かなページが並べてある。長男(幼稚園年長)はお姉ちゃんに教えてもらった森永チョコボールのサイトでゲームを楽しんでいる。

居間の一番良い場所にパソコンを置いているのだが、良かったと思う。家族がそれぞれに使う。デジカメ画像をみんなで見る、音楽を聴くというような使い方が出来る。子どもたちの使い方についても指導できる。目が行き届いた方が良いに決まっている。CPUのパワー不足は歴然としているが、とりあえずウエブブラウジングとメールのやり取りにはそこそこのレスポンスだ。もう少し、使い続けたいと思っている。

一階のiMacとLAN経由のデータのやり取りをやってみたが、結構速いと思う。

iMacEFI ファームウェア・アップデート

この EFI ファームウェア・アップデートは、iMac コンピュータの起動時およびスリープ復帰時の既知の問題を修正します。ファームウェア・アップデートが自動的に実行されない場合は、“/アプリケーション/ユーティリティ”フォルダにあるファームウェア・アップデートを手動で実行してください。

このアップデートは、Intel プロセッサを搭載した iMac コンピュータ専用です。

注意:アップデートを開始する前に、この内容を印刷するか書き留めるようにしてください。 お使いの Intel ベース iMac のファームウェアをアップデートするには:

  1. 開いているアプリケーションをすべて終了します。
  2. 「iMac EFI ファームウェア・アップデート」ウインドウの「システム終了」をクリックし、コンピュータがシステム終了するのを待ちます。
  3. パワー・インジケータ・ランプが点滅するまで、iMac のパワーボタンを押し続けます。アップデートが開始されます。 アップデートの進捗を示すステータスバーが表示されます。
    • 重要:アップデートは中断しないでください。
    • アップデートが完了すると、コンピュータが自動的に再起動され、「iMac EFI ファームウェア・アップデート」が開きます。
  4. ファームウェアが最新であれば、「OK」をクリックします。 この内容が再度画面に表示される場合は、ファームウェアのアップデートは失敗しています。手順 2、3、4 を再度行ってください。

やりました。無事にアップデートできたと思います。


ネタはいろいろとあるのです。