いま、大変忙しい理由は、週二コマ、講習会を受け持たされているから。全く独立した内容の講習会(一回90分、全15コマ)これを二単位分もたされている。その準備に苦労している。

Keynoteを使って資料を作り、印刷機を使ってハンドアウトの資料を印刷する。それを週に2つ分。今までの積み重ねが有ればよいが、今年は初年度ということで,てんてこ舞いだ。資料の作成は、結構上手になってきた。

問題は喋る方だ。喋る内容云々は置いておく。

おおよそ200名ほどの受講者が講義室にいる。部屋は横長の緩いスロープが付いた部屋である。正面中央に黒板があり、4面のスクリーンが左右に並ぶ。天井からはプロジェクタがつり下げられている。パナソニック製だ。手元には操作卓があり、教材提示装置(カメラと照明が一式になって、資料をレンズの下に置くと映し出してくれる)とプレビューモニタとして小さなCRT(多分12インチほど)がある。

私はMacBookProを持ち込み、デュアルスクリーンの設定でKeynoteを使う。手元のパソコンのモニタで今上映中のコマと次のコマのプレビュー画面、それから発表者ノート(要するにメモ書き)を確認できる。一般には4面のスクリーンには同じ映像を映す。どうして4面も要るのか、良くわからない。一応、2つずつ別々の映像ソースを選択できるようになっている。

当初、レーザーポインタを使って講演していたが,レーザーポインタはスクリーン一面のみ有効である。不評だった。2つのスクリーンを代わる代わるポインタで指し示して、同じ説明を2度繰り返していた積もりでいたが、そういう意図は受講者に理解されず、また、時々私の説明方法も徹底しないことがあった。受講者はマウスのポインタを使って欲しいという。嫌だったが、要望を無視するわけに行かず、マウスカーソルで指し示すことにした。但し、私はどうもトラックパッドが好きでない。ペンタブレットを持ち込んで、カーソルを動かすことにした。インテュオスの設定をちょっと工夫し、Keynoteでテールスイッチ無効として、画面上をポインタで指し示すときはテールスイッチでカーソルを動かす。そのままの設定では、ペンの先端が触れる度にクリックとなり不都合である。

あとは、ユニバーサルアクセスでポインタのサイズを大きくしてやると、ますます見やすい筈。そう思ったのだが、Keynoteのユニバーサルアクセス対応は不十分で、デュアルモニタでスライドショウ中にユニバーサルアクセスでカーソルサイズを大きくすると、おかしなことになる。バグだと思う。どうおかしいのかはちょっと説明しにくい。

折角、これだけの道具を使うのだから、もう一工夫したいところだ。例えば、アメリカンフットボールの中継などで使われるような、チョークボードみたいなことは、簡単にできそうな気がする。私が解っていないだけで,多分出来るのだろう。

ちょっと問題なのは、操作卓から離れることが出来なくなたこと。以前は講習会場の中を歩き回りつつ、レーザーポインタを使っていた。今はペンタブレットに手が届く範囲から離れられない。Blueteethのマウスか何かを使えば解決できるに違いない。操作卓に付いているプレビューモニタの調子が悪いのも問題だ。画像が滲んで読み取りにくい。デュアルモニタでプレゼンテーションする場合、プレビューモニタが手元にあることが大変重要なのだ。先日はプロジェクタも一台故障していた。何だか当てにならない道具だ。

分類
プレゼンテーション
URL
http://www.oyakonews.com/oyanews/homep/HP2008/HP081130.html